2010年2月12日金曜日

本日、木口木版のスクーリング最終日でした。


2回生のお二人3日間お疲れさまでした!
斎藤先生も遠い所から、そして丁寧で楽しいご指導本当にありがとうございました。
今日は私の
先輩の浜田さんも来てくれて、木口を一緒に習いました。
ここで皆さんも実はあまり知らないのでは?な木口木版をご紹介します。



まず木は今回、ツゲの木を使いました。
椿などもよく使われます。
しっかり寝かせて乾燥させたものを用います。
板目も魅力ありますが木口というのはピカピカに磨いたあと、なんともいえぬしっとりした魅力を感じます。
スベスベです!


道具はビュランを用います。これは銅板エングレービングをしている方はご存知ですね。
すぐにでも彫っていきたい!!その気持ちを押さえて、修行のようにまずはしっかり刃を研ぎます。
これがとても大事◎
心も落ち着きます。
この研ぐ作業は彫り進めていく上でも大事な作業となります。
彫っては研ぎの繰り返しです!


きちんと刃のコンディションを整えたのち、ゆーっくり彫ってゆきます。
なかなか難しい。上手くゆきません。
ですが、斎藤先生のいつもおっしゃること
「失敗は成功のもと、失敗をしてください。」の精神で、どんどん進めてゆきます。
なんせ
集中力です。
そして
自分の線を模索します。
先生は
長谷川潔さんの本物作品を見せてくださいましたが、気が遠くなりました。


いよいよ刷りですが、インクはリトグラフ用インクと木版油性インクを1:1で使います。

摺りは、本バレンで力を込めて丁寧に摺りあげます。


完成!!
味わいがありますね。
モノトーンの小さな作品でも
大きな世界を表現できるものだと感じました。


最後は浜田ちーちゃんのやり終えた後の素敵な笑顔で。
学部では木口を習いませんが、興味のある人は高本まで◎

版画コース副手の高本

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