2010年11月29日月曜日

[リトルクリスマス・小さな版画] 展




[リトルクリスマス・小さな版画]展
2010年11月29日[月]ー12月11[土]

開廊時間 11:00-18:30  日祝日休廊
http://www16.plala.or.jp/petit-bois/


2回生担当の安井寿磨子先生、03年卒業生の伊藤亜矢美さんが出品されています。

2010年11月27日土曜日

版画2回生杉本です。

今日は銅版木版併用課題の最終日でした。
皆早くから来てテキパキ作業していました。
提出期限の6時に皆揃って提出できました。

2回生の実習がある日も残り少なくなってきました。
最初は果てしなく長く感じていた1年も、過ごしてみればすごく早そうです。

一日一日無駄にすることなく、制作、勉強しようと思います。
最後に、こんなにいい勉強できる環境を与えて下さっている先生方、副手さん、そして大学に通わせてくれている親に感謝です。
ありがとうございます。
では、版画2回生杉本でした。


版画コース2回生の杉本

2010年11月24日水曜日

三回生後期全体合評

四回生に引き続き、今年度二度目の三回生全体合評です。
前期の反省点を生かし、後期展示に向けて
プレゼンに挑みます!




シルクスクリーン専攻の池田さん。
画面から感じる違和感を意識しているそうです。
メモを用意して、完璧!



木版専攻の伊藤さん。
カメラで撮影したイメージをもとに製版を行います。
緊張の嵐に見舞われたそうです。 



リトグラフ専攻の臼山君。
野菜をテーマにしたグループ展に出す作品と
自分自身のコンセプトを融合することに
悪戦苦闘。。。



銅版専攻の細見君。
銅版の様々な技法を研究中!



前期全体合評を思い出してみての、今回
学生のみなさん、いかがでしたか?
以前見えていなかったことを、整理できて
伝えられている学生も多かったです。
 
これからも、合評以外の時間に
学生同士で作品について意見交換ができるといいですね。

大事な季節に
作品(自分)とたくさん向き合ってください!

同じものづくりとして応援しています。
本日も、お疲れさま☆





版画コース副手 浅野

計画をたてること

こんにちは。
版画コース2回生の業天です。
昨日は勤労感謝の日で大学が休みでした。

そういえばあと1ヶ月と1週間ほど今年も終わってしまうんですね。
1年が経つのは早いです。

最近あらためて大切だなあと思ったのは計画をたてることです。
生活の上ではもちろんのこと、作品製作の上でも重要です。
版画に取り組むようになって計画というものがよりしっかりとしていなければいけないと感じるようになった気がします。


エスキースを考えて、それを表現するための工程を考えること。
工程にかかる時間、日にちを逆算すること。
期限があるのでそこに間に合うように予定をたてること、などなど。
予定をさぼってしまえば苦しくなるのは自分だし間に合わなくなってしまいます。
計画をたてなくては行き当たりばったりになってしまいます。
また、計画をたてるときもギリギリにしてしまえば思わぬ事態に遭遇したときに困ってしまうことも。

私はよく切羽詰まってしまうことが多いので、
期限に追われるのではなく余裕を持って何にでも取り組めるようになりたいです。

版画コース二回生の業天

2010年11月22日月曜日

私は卒業制作で『人』を描いております。

♪卒業して~から~
もう三度目の春~
相変わらず~傍に…
ってここまで来てようやく選曲間違えたことに気付く彼氏欲しいな@4回木版石原です(^з^)/
いやはや卒業です。
ドリカムよりチャットモンチーでしょ!
♪きっといつの日か笑い話になるのかな
あの~頃はー青臭かったなんてね~
ってこの曲好きな人、友達になりましょう。
私は卒業制作で『人』を描いております。
何故『人』かって、好きだからです。
…あなたのことが、好きだから(とか言ってみる)(…)
今、エスキースをたくさん描いてます。写真参照です。
以前から先生に「1枚ずつ描くよりも、同時進行で何枚も作ったほうがいい」と言われていたのですが、頑なに1枚ずつやっていて、今回ようやく同時進行で作ってみると、うわぁすごく進みが良いです☆石原さんのってきましたよ!
先生ごめんなさい。

 私は基本的に人が好きです。
大抵の人は誰のことでも好きです。博愛主義だ、と言い張る。
作品では、身近な友達やらを中心に描いていますが、でも誰のことも描こうと思えば描けます。たぶん。
と、そういう観念でスタートしたのですが、でもやはり『描きたい』と思う人がいる、ということに気づく今日このごろ。
それは『仲がいい』とか『よく知っている』とかではなくて…上手く言えないのですが…
先日の合評で、先生に「その人との間のリアリティを描いている」と言われて、ハッとしました。リアリティ!mm..reality!! It's it!!
仲が良いにしろ悪いにしろ、好きでも嫌いでも、
知っていること、自分が認識していること、その距離感とか
そういうことを、そのまま、それ以上でも以下でもなく、描きたいのだと、いうことです。
それでつまり「描きたい」と思う人と、そうでない人の差は何かというと…
なんだろう…っていう結局。笑
でも「この人のここが良い!」というのが明確であればある程、描きたいと思う。
あと現状の関係に不満というかそれなりの満足がないと、やはり描きにくいですね。
例えば「嫌われてるんじゃないかな…」と思っていて、それを割り切って「良し!」と言えない限りは、描き心地が悪いです。やはり。等身大になれない。
うーん。ごたごたと描いてしまいました。
自分でも纏まっていないことを文にするのは歯がゆいです。
作品が全部描き上がって、はっきりとしたら、またレポートしたいと思います。

版画コース4回生の石原

2010年11月21日日曜日

こんばんは。馬屋原です。

ブログで何書こうかなあって色々考えてみたのですが、今と入学当初の違いを振り返ってみようと思います。

色々思い出してみると、入学当初、絵を描くのが怖くて書けなくて戸塚先生に泣きながら相談した記憶がありました。

私は絵についてちょっとしたトラウマがあるので、芸大に入ったは良いが上手く絵と向き合えないことに最初苦労しました。

でも、今はそれを忘れるくらい
絵を描くことに楽しみを感じています。
そう思ったら、この2年弱で私は色んな人と出会い、色んな人の作品を見て、微かにでも進歩できているんじゃないかななんて自負してしまったりします。



世界から見ると一握りだけど私の目で見た人達は膨大で、
日々色々考える私にすごくヒントになることをたくさんおっしゃって下さいました。

本当に感謝しています。版画コースだからこその出会いも、すごく感じます。

他のコースはどんな感じかちょっとわかりませんが、
版画コースは人と人との距離が近いような気がします。

だからこそ、出会う人達の作品だけじゃなくその人自身を感じることが出来るんじゃないかと、そう思ったりもします。

私は描くことをただ"描く"というより、描くことは"自分と向き合うこと"に感じます。

作品は
自分自身とリンクしているものですし、形が残れば、それは軌跡もなりうると思います。

だからか、私は最近作品に対してすごく優しく扱うようになりました。

自分の子供かというくらい、
愛おしく感じる時があります。

自分の中でなにかが変わり、さらに進歩しようとしているように思うのです。




もっと成長したいと、よく思います。
もっと柔らかく繊細に、作品と関わっていきたいなーって、思ったりします。

上手くは言えないのですが、最近こんなことを思ったりして描いたりしています。


こんな所からですが、本当に感謝しています。


だらだらと長文失礼しました。



版画コース2回生の馬屋原

2010年11月19日金曜日

4回生後期全体合評



今年度二度目の4回生後期全体合評が行われました。


今回の合評は卒業制作を踏まえての合評となり、
緊張感漂うなか、スタートしました。
4回生は全員で16名です。




木版の中井さん
中井家にまつわる身近なものをモチーフに制作を続けています。
卒展では、このシリーズがずらっと並ぶ予定だそうです。
 

銅版の菅野さん
これまで制作してきたなかで変化してきたこと、変わらない興味を発表し、
卒制に向けて作品を仕上げていくと気合いが入っていました。




リトグラフの松村さん
写真では分かりにくいのですが、単調な色面にパズルのようなピースのラインが浮かび上がります。
完成度も高く、作品としっかり向き合っている様子が伺えました。
後はどう見せるか!というところ



11月もあっという間に半ばにきました。
この早さを一番感じているのは4回生ではないでしょうか。
12月に入るといよいよ!となってきますね。
今回のそれぞれの発表を自信にして、後は力の限り、寝る間も惜しんでバリバリやるのみ!!
というところでしょうか。
先生、スタッフ一同応援しています!頑張ってくださいね。
風邪は対敵。注意して。


版画コース副手 高本



2010年11月18日木曜日

安井寿磨子先生「装丁ってどうやってきまるの?」


「世界のブックデザイン2009-10」展


会 期2010年10月2日(土)~2011年1月16日(日)
休館日毎週月曜日(ただし、10月11日、1月10日は開館)、10月12日、12月29日~1月3日、1月11日
開館時間10:00~18:00(入場は17:30まで)
入場料一般300円、学生200円、中高生100円、小学生以下無料
※企画展開催時には、上記料金が変更になります。

※20名以上の団体は各50円引き
※65歳以上の方は無料
※身体障害者手帳等お持ちの方とその付き添いの方は無料
※11/3文化の日は入場無料


「世界のブックデザイン2009-10」展にて2回生版画コース担当の安井寿磨子先生の鼎談がございます。


装丁家の緒方修一さんは10月に刊行された、安井先生の「こどもほじょりん製作所」「100年文庫」の装丁を担当されております。


11月21日(日)


「装丁ってどうやってきまるの?」

村田登志江(集英社・文芸編集部)
緒方修一(装幀家)
安井寿磨子(銅版画家)

会場:印刷博物館グーテンベルクルーム(地階)
時間:15:00~16:30(終了時間は予定です)
料金:
無料(印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要です)
定員:80名
備考:これまでのブックデザイン展の講演会とは趣を変え、今回は、現場では本の装丁がどうやってできていくのか、現在ご活躍の「編集者」、「装幀家」、「版画家」という異なる立場の3名の方々に、楽しい雰囲気でお話しをうかがいます。

申し込みは下記アドレスより







2010年11月16日火曜日

クローゼット・メモリ 池田高広 & 北浦和也 展


クローゼットメモリ
池田高広 & 北浦和也 展

2010.11.1 [mon] − 11.30 [tue]
open 11:00-21:00

〒604-8071 京都市中京区寺町通三条下ル永楽町225
http://www.palgroup.co.jp/brands/whoswhogallaly/index.html

シルクゼミ卒業生の池田高広さんの展覧会です。
お近くにお寄りの際はよろしくお願いします。

「151~君に決めた ~」展





151 〜君に決めた〜


11月16日[火]〜20日[土]
10:00 - 18:00 最終日15:00まで
総合体育館ギャラリー

吉野久美子/高岡咲紀/小坪千夏/池上準/渡邊詩織



16日から体育館ギャラリーにて、「151 ~君に決めた~」展が開かれています。
初代ポケモン151匹を題材に、たっくさんの作品が並んでいます。
残念ながら151匹全部はいないのですが(汗)百をこえる作品がずらっとならんでいます。
版画コースからは5名が出品しています。お時間がありましたら、ぜひ見にきてください!


版画コース3回生の高岡

2010年11月15日月曜日

版画2回生杉本です。

今日は銅版と木版の併用課題1日目。


まず、併用するにあたっての注意点を受けました。
最近自分に甘い作品しかつくれてなかったのでキッチリカッチリ作っていきたいと思います。




まずエスキース
銅版と木版の特徴が出るエスキースを考えます。
次はトレース。
トレーシングペーパーに慎重に写していきます。




そしてハードグランドを塗った銅版にトレースして、ニードルで描画していきます。
なかなか慎重に進められたと思います。もっといい版を作れるように頑張りす。

実習中、教室はとても静かで集中した時間を過ごせました、ありがとうございました。


実習室をちょっと掃除してから帰宅しました。
道具や環境を大事にすると、作品や仲間を大事にすることに繋がると思います。
作業中や刷りの間も出来るだけ自分が汚したところはキレイにして、次にそのスペースをつかう人が使いやすいような状態にすることを心掛けたいです。

では、明日も制作頑張るぞ!
版画コース2回生杉本でした。


版画コース2回生の杉本

2010年11月13日土曜日

オススメ仏像 その2

こんにちはo( ´_ゝ`) 最近風邪が流行っていますが皆さんどうでしょ??大丈夫ですか?もうすぐ三回生は合評なので体には十分気を付けていきたいです!

私はもう既に10月から羽毛布団とモーフを引っ張り出してきてます・・・冬本番になると我が家では湯たんぽが登場します(oωo)あったかいので学校にも欲しいくらいです!

さて話は変わりますが、今回はオススメ仏像を(勝手に)いくつかピックアップします!
私は沢山の仏様の中でも一番好きなのが観音様です。昔私の母が写仏をしていた時もよく観音様を描いていたせいかあのキラキラ感がたまんないッス!もう、小さい時からどんなビーズやビー玉や光るおもちゃより好きでした!笑

そんな数ある観音様から最近オススメのは法華寺にある木造十一面観音です!



なんか周りの蓮の花がとっても個性的でいいですよね~しかも!お寺の名前にも華がついています・・・ステキです・・・!実はこの観音様は光明皇后をモデルとして作っているらしいです。ちなみに光明皇后は奈良の東大寺を作った人のお嫁さんです。どんなに綺麗なんだっていう(笑)ナイチンゲール的なことをしていたからでしょうね。
今制作している作品はこの仏像がモデルになっています。やはり長い間時間をかけて制作するからには自分の一番好きなものにしてじっくりもう一度向き合いたいですね。

お次は観音さまではないですが、永観堂にある木造阿弥陀如来立像(みかえり阿弥陀)です!



私は日本美術史の授業でみて好きになりました^^正面が多い仏像ですがこれは動きが感じられて衣擦れの音まで聞こえてきそうじゃないですか!!しかもこの仏像には素敵な言い伝えがあるんです!  それがこちら~↓

永保2年(1082)、永観50歳のころである。2月15日払暁、永観は底冷えのするお堂で、ある時は正座し、ある時は阿弥陀像のまわりを念仏して行道していた。すると突然、須弥壇に安置してある阿弥陀像が壇を下りて永観を先導し行道をはじめられた。永観は驚き、呆然と立ちつくしたという。この時、阿弥陀は左肩越しに振り返り、「永観、おそし」と声をかけられた。永観はその尊く、慈悲深いお姿を後世に伝えたいと阿弥陀に
願われ、阿弥陀如来像は今にその尊容を伝えると言われている。(京都 東山 永観時より)


も、そりゃビックリですよね!名前まで言われたらビックリですよ!見返り美人な阿弥陀さんが一緒なら辛い修行もなんのそのですね^^

さて、ここでまたもや観音様に戻りますよ~ お次は意外に近くにある観心寺です。観心寺は河内長野にあるんですよ~ここにいらっしゃる如意輪観音像がめっちゃ官能的です!大好物です!



長い間秘仏だったため珍しく彩色が綺麗に残っています。
私はあまり彫刻に色が入っているのは好まないのですがこれは別物ですw色があるからこの艶っぽいオーラが出てるんだな~と思います。

毎年4月17日、18日にだけ お目にかかることが出来ます。是非!是非木版コースで行きましょう!先生!!

皆様どうだったでしょうか??私もまだまだ勉強中です!またブログ一つ書いて詳しくなりました!笑

仏さまや仏像の世界って難しいことだらけに思いますが、最初に感じる綺麗だとか可愛い!とかいう感情って大切だと思いました。゜*(*´Д`)
私は一番自分の表現したいことが仏様の雰囲気に似ているということもあったんで仏様の姿を借りて制作しています。
そうすることで、また新しいはっけんがあったり、知らなかったことがわかったりすることが楽しいです!

最初の一歩ってそんな感じで良いと思います!
大変失礼な事言ってるようですが、少なくとも私は興味ある物を見つける事はそ
んな単純明快な感情でいいんじゃねぇのかな~と思いました。


版画コース3回生の森下