2014年4月23日水曜日

中原裕美 展


中原裕美 展
2014年4月28日[月]〜5月10日[土]
12:00-19:00 日曜休廊(最終日は17:00まで)

http://galleryhot.com/index.html


2008年版画コース銅版ゼミ卒の中原裕美さんの展覧会情報です。
お近くにお寄りの際は宜しくお願いいたします。

2014年4月19日土曜日

カルフォルニア研修旅行 5,6,7日目

こんにちは、木版4回生の川島です。
大学では新年度が始まりました!
版画コース新二回生の子たちの記事も楽しみですね。

ドタバタしていて日数が空いてしまいましたが、カルフォルニア研修旅行の続きをお伝えしたいと思います。

○5日目


この日はCCAカルフォルニア大学バークレー校KALA美術研究所&amp:ギャラリーと大きく分けて3箇所に移動し、それぞれの場所で様々な企画展を見ました。


午前中から送迎バスに乗ってCCA(カルフォルニア芸術大学)に向かいました。
この人だかりはみんな版画会議に参加している人々です!

●CCAオークランドキャンパス


バスで30分ほどでCCAのオークランドキャンパスに到着しました!

●College Avenue Galleries


まずはCCAから道路を一本挟んで向かいにあるCollege Avenue Galleriesで行われていた展示を見てきました。
こちらではCCA出身の版画家の方々の展示が行われていました。


3・4回生リトグラフ担当の原先生の作品も!
そう、何を隠そう原先生もCCAの大学院出身なのです!


こちらは版画作品を購入できるガチャガチャ!
お値段はなんと50セントと大変安く作品をゲットできました。
何が出るかはお楽しみです。

●Tecoah Bruce Gallery


次にTecoah Bruce GalleryというCCAの構内にあるギャラリーでの展示を見てきました。
こちらでは学生の作品が展示されていました。


発想が本当に自由だし、展示方法がどれも新鮮でした。
規模の大きな作品が多くて驚くことばかりでした!

●Isabel Percy West Gallery


研修旅行1、2日目の記事や日米交流展の記事でもお伝えした、CCA構内Isabel Percy West Gallery。
この日は来場者の方々に自分たちの作品の説明をする時間がありました。
初日と比べて、自分の作品についてだいぶスムーズに英語で説明ができるようになってきたのではないかと思います。

●カルフォルニア大学バークレー校


その後はカルフォルニア大学バークレー校に移動しました。
まずはこの大学の所有する美術館でゴヤの展示をみました。


その後、バークレー校の中を探索!







平面作品はもちろんのこと、陶器やタペストリーなど様々な分野の企画展が催されていました。

●KALA美術研究所&amp:ギャラリー


最後にKALA美術研究所&amp:ギャラリーに移動して足早に展示をみました。


駆け足だったのでちゃんと見られず残念!
ただ映像やインスタレーション作品などがとても興味深く、同じ版でも様々なアプローチの方法があり、自分の作品にも柔軟に取り込んでいきたいと思いました。

●宿泊先にて 


宿泊先に戻ってからは数時間フライングしてリトグラフ4回生の鈴木さんの誕生会をしました。
海外で誕生日を迎えるなんて羨ましいぞ!おめでとう!
ちなみにアメリカではお酒が合法的に飲めるようになるのは21歳からのよう。
なんか意外です。


○6日目


版画国際会議の最終日、少し時間があったので近くの観光地のフィッシャーマンズワーフに行き買い物を楽しみました。
夕方からはギャラリーに寄ったり、国際会議のクロージングパーティに参加するなどとても刺激的な一日となりました。

●crown point press



夕方からはcrown point pressという版画工房へ。
ここは銅版の工房とギャラリーがあります。
http://www.crownpoint.com


ギャラリーでの展示を観た後、銅版画の工房の説明をしていただきました。
ありがとうございました!

●hyatt regency san francisco
その後ホテルに戻り国際会議のクロージングパーティに参加しました。
そのパーティの内容は…


DJによるダンスパーティーだー!


ふと見るとなんと原先生まで踊ってる!
踊りまくり、汗かきまくり、笑いまくりの楽しいひと時でした。

●おまけ  企業ブース


版画国際会議では、ハイアットで画材や製紙の企業やギャラリーのブースが展開されていました。
買わなくても紙やインクのサンプルが沢山もらえてとても大盤振る舞いでありがた〜い空間でした。


画材を色々買ったのですが、向こうで盛んなリノカット用のリノリウムが買えてとても嬉しかったです!

○7日目


いよいよ帰国の日です。
この日は朝から空港にむかいました。買った画材やお土産で荷物がパンパン!
ものすごい大きさのぬいぐるみを買う子もいたり(笑)


そんな長かったような短かったような研修旅行が終了しました。
帰りは12時間のフライトでしたが寝るか機内食を食べるかでほぼ記憶がありません。

○さいごに


いかがでしたでしょうか?
この研修旅行で毎日たくさんのことを経験できました。なかなかその内容をまとめるのが難しくて、旅行の様子をちゃんと報告できたか気になるところです。

最後になりましたが旅行の全行程を無事終えることができたのは、原先生をはじめCCAの皆さんやアワガミファクトリーさん、版画国際会議で出会った全ての人々のおかげだと思っています。
本当にありがとうございました!

版画コース4回生の川島

2014年4月7日月曜日

CCA交流展 「THE OSAKA EXCHANGE」

季節は春めいて暖かな季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか?
副手の久保田です。


研修旅行での目的のひとつである、CCA(California College of the Arts)大阪芸術大学版画コースとの交流展の様子を紹介したいと思います!


交流展 「THE OSAKA EXCHANGE」のテーマは『bridge』(橋)
この交流展が国や文化、人種を超え、アメリカのCCAと日本の大阪芸術大学とを繋げるbridge』(橋)になるよう願いがこめられています。
そしてCCAで行なわれた共同制作もこのテーマで作品を制作しました。
カルフォルニア研修旅行 1,2日目をご参照ください。
http://ouahanga.blogspot.jp/2014/04/12.html


出品者は版画コース3回生7名、4回生4名と私を含めた12名が参加しました。
アワガミファクトリーさんから阿波和紙を提供して頂き、みんなそれぞれ好みの和紙に作品を刷っています。


私は厚みのある竹和紙に刷らせて頂きました。
アワガミファクトリー:http://www.awagami.or.jp/

 

 会場は各大学ごとでの展示ではなく、CCAの学生作品と大阪芸術大学の学生作品が交互になるよう展示され、隣り合う作者とも自然と交流がうまれました。


本場のネイティヴな英会話にドキドキ!!
英語が苦手な学生も、リラックスした雰囲気もあり簡単な英会話でCCAの学生達との交流を楽しんでいました。


SGC International Printmaking Conferenceは会期中、大学の施設やギャラリーでの展示を見学できるようになっています。今回の交流展「THE OSAKA EXCHANGE」もこのイベント期間中に公開され、シャトルバスが各会場を繋いでいます。


世界中のプリンターたちが集まるSGC International Printmaking Conferenceに参加することで、同じ版表現も国や文化が違えば、版の表現、解釈もがらりと変わるのだと知りました。


さらに、CCAの学生との交流展に出品し学生達と交流をすることで、版表現をとおした世界との繋がりを色濃く実感し、新たな版表現の視野が広がる新鮮な機会となりました!

版画コース副手の久保田

2014年4月6日日曜日

カルフォルニア研修旅行 3,4日目

こんにちは!
今回は前回の記事に引き続き研修旅行の3,4日目の様子をお伝えしたいと思います!

●3日目 


この日はSGC International Printmaking Conference 国際版画会議への参加とオープニングがありました!
SGC International Printmaking Conference とはSGC(Southern Graphics Council)が主催する北アメリカの大きな国際版画会議です。
今年で42回目とのこと、歴史ありますね!,
カンファレンス期間中は大学を中心に展覧会、ワークショップ、プレゼンテーションなどが行なわれています。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ。


まずはホテルにてSGC(Southern Graphics Council)への学会の登録を行いました。


ホテルから路面電車に乗って、Academy of Art University (AAU)にあるAtelier Galleryへ。
サンフランシスコの街のど真ん中にあるギャラリーです。




広いギャラリー空間には5つの企画展が展示されていました。
・AAUと広州美術学院の交流展
・SGC International の奨学生賞展
・AAUの版画と製本の展示
・AAU在学生、卒業生の版画展
・ここ10年間のAAU教員と学生の交流回顧展


Atelier Galleryでのオープニングレセプションはすごい賑わいです。
ワインや焼き鳥が振舞われて展示をみたのでリラックスできました。
美味しかったー!


展示作品は紙に刷っているのももちろん沢山ありましたが、ガラスや木に刷られていたり


壁に貼り込んでいる作品も!


また、こちらでは版画作品だけでなく製本が盛んに行われていることを知ることができました。
みんなどんな風に作られているんだろうと興味津々。


Atelier Galleryを後にして向かったのはAAUの版画工房へ。
版画のワークショップやイベント、学生、教員作品の展示などが行われていました。


中に入ってみるとステージの様なものが組み立てられていました。


壇上に人が登るとセットが動き出す仕組みになっていました。
壇上に上がった人にはトロフィーがもらえます。
なかなか画像でお伝えするのは難しいのですが、後ろの観客やトロフィー、裁断される紙のロールなど様々なものが版画で作られていて、こういう作品もできるんだなー!
面白いことできるなー!
と版画に対して希望がわいてきました。


廊下には所狭しと作品が貼られていました。
どこもそうだったのですが、一人ひとりの作る作品の数が半端ない!


そして、いよいよAAUの版画工房へ!
水に浸けた紙の水分をタオルではさんで取るなど、紙の湿しかた一つとっても自分の環境と違って新鮮でした。


安全面にも考慮されていて、シャワーと目を洗う場所が工房のすぐ近くに設けられていました。


この日はここで解散をしました。
顔の大きさ程もあるハンバーガーを食べて次の日に備えます。



●4日目 

この日はサンフランシスコ州立大学に向かいました。

朝、サンフランシスコ州立大行きのバスに乗り込みました。
学会の期間中は参加者向けに無料のシャトルバスが出るので本当にありがたかったです。


40分程でサンフランシスコ州立大学に到着!


色んな学科がある総合大学とあって面積がめちゃくちゃ広いです!
美術学科の校舎で展示がされていました。


廊下のショーケースや各教室には、様々なキュレーターによる展示がされていました。


こちらはデジタルプリントの展示です。
もうとにかく規模が大きくて楽しい!


他にも豆本の展示があったり


インスタレーションがあったり、盛りだくさんな内容です。


こちらはFlying Portfolio: Printed Kitesという武蔵野美術大学とテネシー大学、ノックスビル校、オハイオ大学、ノーザンイリノイ大学(アメリカ)が共同で行っている、版画で凧を作り実際にあげるというプロジェクトです。


詳しくはこちらのサイトからどうぞ


その後、会場であるホテルに戻り"オープンポートフォリオ"という学生が会場に訪れたお客さんにポートフォリをまえに作品をプレゼンテーションできる催しに参加しました。
版画コースを代表し、木版4回生の中田が参加!
与えられた時間は50分間!

拙い英語でしたが、言いたいことは伝わったでしょうか?
色んな国の人に対して作品について話をして生の感想を聞ける、そんなやりとりがとても新鮮で嬉しかったです。
でも言語の壁ってやっぱり大きい!
ちゃんと英語を話せるようになりたいと思いました。


駆け足でお伝えしましたが、3日目4日目の様子はこんなかんじでした。
いかがでしたか?雰囲気だけでも伝われば嬉しいです。

さて、次回はいよいよ最終回!
学会の様子ももちろんですが、色々買い物をしたのでその事もお伝えできればと思います。