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2012年3月20日火曜日

「リアリティとの戯れ -Figurative Paintings-」


大阪芸術大学グループ 美の冒険者たち なんぱパークスアートプログラム vol.8
リアリティとの戯れ -Figurative Paintings-


出品作家:苅谷昌江、小橋陽介、町田夏生、坂本真澄、田岡和也、中嶋寿挙、小松原智史

 当展は、現代美術のフィールドで精力的に制作・発表活動を続け、具象絵画を表現の主軸とする、1980年生まれ前後の大阪芸術大学卒業生の作家と本学在学中の大学院生の計7名をご紹介するものです。会期中にはトークイベント、ワークショップも開催いたします。

■ 入場料・費用
無料
■ 関連企画
※ トークイベントはパークスホール、ワークショップはパークスホールロビー・ホワイエにて開催いたします 
トークショー「本学卒業生たちの『現代美術』へのアプローチ
日時:3月24日(土)15時~16時
出演:小口 斉子(大阪芸術大学博物館 学芸員)、山中 俊広(インディペンデント・キュレーター)
 
ギャラリートーク Vol.1
日時:3月31日(土)15時~15時30分
出演:田中 梨枝子(神戸ゆかりの美術館 学芸員)、山中 俊広
 
ギャラリートーク Vol.2
日時:4月1日(日)14時~14時30分
出演:高橋 真理子(大阪府立現代美術センター 学芸員)、山中 俊広
 
ワークショップ「CUSTOM DECO BAG ~MYショッピングバッグをつくる~
日時:3月25日(日)13時~19時
田岡 和也(当展出品作家)
参加費:無料
 
ワークショップ「来場者がつくる増殖型作品『ふえつづけるセカイ』プロジェクト
日時:会期中の12時~19時
小松原 智史(当展出品作家)、なんばパークスプロジェクトチーム L’imgs(芸術計画学科学生)
参加費:無料


「ようこそ先輩Vol.2」に来ていただいた、2005年版画コース卒業の坂本真澄さんが出品しています。
坂本真澄さんについての記事はこちらから。
http://ouahanga.blogspot.com/search?q=坂本真澄

2011年7月20日水曜日

おすしのなりゆき。

どうも★
台風の暴風雨にまだテンション上がって外に出る2回生の一平です。
今日は大阪芸大卒の版画家、宮本承司さんのレクチャーでした。


まずは今までの作品のスライドを見ながら、作品に対する想いやどのような経緯でその作品が生まれたのかを説明して頂きました。


日常にあるものをデフォルメし、不思議で魅力的に見せてしまう宮本さんの発想に驚かされました。 
今、僕たち2回生の課題でもある
「自分が表現したいモノを見つける」
それが、彼ははっきりしてるんじゃないでしょうか。


だから見る人のなかに作品が確かに入ってくる。
技法だけではない魅力がそこから出ていると感じました。 


そして後半
実際に宮本さんの作品製作を体験しました。
近くで刷るのを見ると、改めて驚きの連続です。
宮本さんの手際の良さ、簡単そうにテキパキ進めていそうで、丁寧綺麗。 


2回生も実際に刷りましたが、なかなかの苦戦。
僕は残念ながら(?)刷りませんでしたが。。。あの透明感は簡単に出るもんじゃないですね。



そして自分の木版がいかに雑だったことか。
小さなことだけでもかなりクオリティが変わると痛感です。


ぜひリベンジしたい!!みんな思ったんじゃないでしょうか?
グラデーションばっかりになりそうですが。(笑)


今日は木版の可能性、幅の広さを実感した日でした。
宮本承司さん、ありがとうございました!!
これからも魅力的な作品期待しています。


それから最後に、刷り体験してる時、めちゃ豪快にあくびしていらっしゃった
安井先生。。。

僕でももう少し恥じらってあくびします(笑)
そんな先生も素敵です(笑)

ではでは、お疲れ様でした★

版画コース2回生の鈴木一平

2011年7月18日月曜日

「ようこそ先輩」Vol.4 宮本承司さん

美術学科 版画コース 企画

「ようこそ先輩」 Vol.4 宮本承司さん


宮 本 承 司

—おすしのなりゆき—

2011 7/19[火]午後1時30分より
18号1 - 103 二回生 版画実習室にて


スライドレクチャー・ワークショップ




2010年木版ゼミ卒業、宮本承司さんによるスライドレクチャー・ワークショップを企画致します。
時間のある学生は、是非ご参加下さい。

スライドレクチャー終了後、ワークショップ[水性木版]を行います。
※ワークショップ参加者は、版画コース学生が対象になります。


1988年に大阪府で生まれました。2010年に大阪芸術大学芸術学部美術学科を卒業。第34回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館、2009年)では収蔵賞と観客賞を受賞するなど、大学在学中から注目を集めてきた若手作家です。 
宮本の作品には、寿司や果物などの身近なモチーフが、時にユーモラスに、時に詩情あふれる姿で登場します。見慣れた形の鮪のにぎり寿司が雨に打たれ、漂流し、バランの森の前で佇んでいます。そこには、にぎり寿司が意志や感情を持っているかのような可笑しみ、誠実なナンセンスとでも言うべき雰囲気が漂います。いずれの作品も、ガラス質を思わせるような繊細な色味により、味わい深い趣を獲得しています。

作家コメント
平面的な版を幾層か重ねることで表れる奥行きや透明感が、身近なモチーフに対する、それまでにはない印象を生み出すことに着目し、制作しています。(宮本承司)

宮本承司
宮本 承司 略歴


1988年  大阪府生まれ
2010年  大阪芸術大学 芸術学部 美術学科 版画コース 卒業



個展


2011年  ギャラリー册 (東京、九段下)
     Gallery Jin Esprit + (東京、千代田)
     

グループ展

2009年  New Print Artists 2009 (Gallery Jin Esprit+/東京)
2010年  選選展 (Oギャラリー/東京)
      THE NEW FACES from printmaking (石田大成社ホール/京都)
つながるイメージ (ARTISLONG/京都)
      New Print Artists 2010 (Gallery Jin Esprit+/東京)
主張てん (ARTISLONG/京都)
2011年  版画にこだわる・Ⅶ -wood cut- (番画廊/大阪)


受賞歴

2008年  第33 全国大学版画展 観客賞
2009年  第34 全国大学版画展 収蔵賞・観客賞
      大阪芸術大学卒業制作展 学科賞
2010年  京展 館長奨励賞
2011年  飛騨高山現代木版画ビエンナーレ 奨励賞

2010年7月24日土曜日

『ようこそ先輩』vol.3 伊藤亜矢美さん



いつも前髪はセンター分けの版画2回生杉本です。

今日は楽しみにしていた
版画コース 企画 『ようこそ先輩』に参加しました。
今回、
講演・ワークショップをしてくださる先輩は、作家・伊藤 亜矢美さんです。よろしくお願いします。



まず、2回生は13時半から15時までワークショップに参加しました。(後半戦は講演終了後17時頃から)



今回、伊藤さんが教えてくださったのは、木版の凹版刷(ウッド インタリオ)です。
まず、板に自分が版にしたい絵を描いていきます。


その絵を描いた部分の板を三角刀とカッターを使い、カットします。


カットが終わると次はニードル、ニス、メディウムを使って描画。



今回は
凹版ということで傷をつけたところにインクが詰まります。




ニス、メディウムを板の表面に塗ると刷ったときに白くなります。
皆、伊藤さんと先生、副手さんに教えてもらいながら彫っていきます。
この作業を終えたところで15時。


ここで一旦作業を中断し、伊藤さんの講演スタートです。
講演では、伊藤さんが3回生だったときの作品から研究生の頃の作品、副手でいらした頃の作品、そして2010年現在までの作品をスライドで説明していただき、また作品を制作したころのエピソードも話してくださいました。


伊藤さんは身近なものをモチーフにし、作品にしてらっしゃいました。
おにぎりや座布団に可愛さを感じ、版のテーマにするという考え・感覚は私には無いものだったので衝撃&ほっこりしました。


個展、グループ展、賞をとられたときに感じたこともお話していただき、これから活動していく私達にとって、とても貴重なお話でした。

さあ、ここから後半戦。いよいよ刷りに向かってインクをつめていきます。
まず、伊藤さんにデモンストレーションをしていただきました。
版の上にハーレミューレをのせてしっかりプレス。
ドキドキ。
ぽっこりしたイメージが紙に出現。囲んでいた学生皆がおぉ〜と叫び拍手でした。


私達も版にインクを詰めて、余分なインクを寒冷紗で拭き取り、さらに新聞紙で拭き取りました。


いよいよ刷り。次々とハーレミューレの上にイメージが出現。ぽっこりして独特の風合いのイメージは紙の上に『存在』するといったかんじで生命力を感じました。


最後に伊藤さんの版も一緒にいれていただき、2回生全員の版を2枚の紙にプレスしました。



それぞれのイメージが存在を主張しながらも、一体感がありほっこりした合作が完成しましたヤッター!


最後に記念撮影。はいチーズ。

これにて
vol.3 『ようこそ先輩』のワークショップ終了です。
伊藤さん、貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。
すごく刺激的な一日でした。
この経験を生かして今後の制作を続けていきます。

また企画、セッティングしてくださった先生方、副手さん、先輩方ありがとうございました。

では、今日の授業報告でした。


版画コース2回生の杉本