2013年11月30日土曜日

竹崎勝代展 -木とあそぶ- 


竹崎勝代展
-木とあそぶ-

2013年11月30日[土]〜12月10日[火]
12:00か18:30(最終日17時まで)
*12/1(日)は13時よりオープンいたします。ご注意くださいませ。
*12/4(水)休み

http://www.h4.dion.ne.jp/~w-mark/

竹﨑さんの作品は、不思議な浮遊感と遊び心がいっぱい。
「木を彫るのが楽しくてしようがないんです。」
おっしゃるとおり、その素直な気持ちと、木と真摯に向きあう姿勢が作品に溢れています。
今回は木版画展ではなく、版木を使ったオブジェの展示です。
版木を壊して作品にするなんてなかなか思いつかないし、二度とその作品は摺れなくなるのだから、結構勇気がいることです。
一度生み出したものは、すでに過去のものとなり、潔く前進していくその姿勢に惹かれます。
版画とは違う、竹﨑さんのオブジェの魅力、ぜひご覧下さい。
木彫りの手鏡と小さな版画もあわせて展示いたします。

木版画専攻、1996年卒業の竹崎勝代さんの展覧会情報です。
お近くにお寄りの際はよろしくお願い致します。

2013年11月29日金曜日

未知の香り


ついに本格的な冬がきそうな季節になりましたね!


今年はとにかくクリスマスがきて欲しくないエンショウです。



マフラーを巻きながら制作する子達もいます!
今日は第二製版でした!



第一製版の次は第二製版です
この日もリン酸入りのアラビラゴムを版に塗って反応させなければいけないのですが、このリン酸アラビラゴムがとにかく臭い!
テレピンで描画材を拭き取り、エゲンラッカー、チンクタールを版面に刷り込み。
水でアラビアゴムを拭きとります。



そして製版ローラーで製版インクをのせます。
パン屋さんで使うような製版ローラーです。
このローラーとても重たいのですが、坂井先生はこれを片手で持っていました。


そしてアラビラゴムをぬって、ガーゼで薄い膜にすれば版は完成です!
次から刷りにはいります!

版画コース2回生の延生

2013年11月27日水曜日

Little Christmas exhibition 2013


Little Christmas exhibition 2013
[リトル クリスマス・小さな版画]展

2013年11月27日[水]〜12月1日[水]
11:00-18:30(日祝休廊)

ギャルリ プチボワ

安藤真司/安芸真奈/安齋歩見/井上厚/今村由男/岩渕華林/大矢雅章/岡田まりゑ/小倉みなみ/越智也実
片平菜摘子/鎌田有紀/亀山知英/木村繁之/桐月沙樹/小林文香/齋藤千明/齋藤悠紀/佐竹邦子/鈴木良治
スミダヒロミ/高垣秀光/ちばさなえ/辻元子/鶴巻貴子/常田泰由/二階武弘/野口真弓/馬場知子
林明日実/林孝彦/原陽子/筆塚稔尚/藤田道子/古本有理恵/松本秀一/箕輪千絵子/宮嶋結香/宮本承司
森雅代/八木文子/安井寿磨子/若月公平/渡邊加奈子/綿引明浩

伊藤亜矢美/今田陽子/北村奈津子/木村繁之/小池頌子/笹岡茂彦/大力拓哉/望月通陽

国内外で活躍する45名の版画家が、クリスマスをテーマに制作された新作オリジナル版画を展示します。

会期中のみ1点7000円という特別価格で販売いたします。

版画コースより2回生担当の安井寿磨子先生、03'木版ゼミ卒業の伊藤亜矢美さん、
10'木版ゼミ卒業の宮本承司さんが出品いたします。
宜しくお願いいたします。

祝!1000投稿!

大阪芸術大学 版画コースブログ!
略して大版画ブログが!なんとー!
1000投稿をを迎えましたー!!!!




祝!1000投稿!
2010年1月1日から正式にスタート。
気がつけば4年目にしての1000投稿です。
これもひとえに、いつも読んでくださっている方々、スタッフ、学生みんなのおかげで4年間運営することができました。



スタッフ、学生達と手探りから始めたブログですが、振返ってみるとあっという間の4年間。
しかし!版画コースの出来事がしっかり!たくさん!詰まっています。
ブログをとおして綴ってきたことは、版画コースの学生、卒業生達の日々の出来事です。



これからも新たな気持で版画コースの日々綴ってゆきたいと思います!
今後とも宜しくお願い致します!!!

版画コース一同

2013年11月26日火曜日

リトグラフ多色刷り

今回の授業はリトグラフの第一製版(ファースト・エッチ)を行いました!
第一製版後1日ほど版を置き、第二製版(セカンド・エッチ)を行ないます。


第一製版の説明をしてくださる坂井先生!


リトグラフの実習室に移動し第一製版を行いながら説明を聞きます。
描画面にタルク(ストーンパート)を版面に薄く塗った後、アラビアゴムをまんべんなく塗ります。
リン酸アラビアゴムの酸性度をpH紙で確認しつつ、描画の濃淡にあわせて反応させます。
またアラビアゴムをまんべんなく塗りガーゼを使って薄いアラビアゴムの層になるよう拭き取ります。


私はこのアラビアゴムを薄くする作業を石版の時に厚く塗ってしまい失敗しました。
今回は上手くいきそうです!


束の間の延生さん。
そして次の行程、第二製版(セカンド・エッチ)です!


石版の行程とだいたい一緒なのですが、アルミ版では描画材を拭き取った後に赤色のエゲンラッカーとチンクタールを塗り込み、描画面を補強します。
まだ今回は第一製版のみしか出来ませんでしたが、一つ一つの行程でミスの無いよう気をつけていきたいです!

版画コース2回生の家村

2013年11月22日金曜日

秋を感じる間もなく

すっかり冬の空気になりましたね。
朝起きるのも辛くなってきましたが如何お過ごしでしょうか。


版画の授業はいよいよアルミ板でのリトグラフにさしかかりました。
さっそくアルミ版を購入。
三枚で約1500円でした。


先生の指導をうけつつ、原稿を描いていきます。


原稿にトレーシングペーパーを張り込み。
イメージのアウトラインをトレースします。


トレーシングペーパーにトレースした原稿をさらにベンガラ紙でアルミ板に転写します。


余白部分にアラビヤゴム液を塗ります。


インクの乾燥の時間なども考えると、今回の課題はたいへんそうです。
それではまた今度〜。


版画コース2回生ARケーキ

2013年11月21日木曜日

秋はなかったのか

こんにちは。
気がつけば既にマフラーを巻いていました。
寒いです。


今日からリトグラフの多色刷り3色に入ります。
まずは、画面が中心にくるように印をつけて、大きさを確認。


どんな作品にしようか、資料を参考にしながら考えている浅原さん。


宮本さんは早速下絵にとりかかっています。


鶏が存在感を放っています。
3色といった制限の中で、色の重なりを利用しながら、皆がどんな作品をつくっていくのか楽しみです。

私も頑張らないと...

版画コース2回生

2013年11月20日水曜日

3回生合同合評!!

最近急に寒くなり、大学内の木々も紅葉する時期になりましたがいかがお過ごしでしょうか?




11月14日(水)に3回生の合同合評が行われました。今回は1月にある後期展示に向けての合評です。


坪田先生、原先生、一圓先生、山本先生、坂井先生に観ていただきました。
今回も、その一部を紹介したいと思います◎


まずは、シルクスクリーンの岡本さん。
夏休みからメッセージ性のある作品を、ということで人権問題を取り上げて作品を制作しているそうです。
画面の中に様々なイメージを配して、「それでも皆同じ人間なんだ」という事を表現しているそうです。


続いて木版の川島さん
墨で描いたドローイングを元に、彫り進めを用いて作品を制作しているそうです。
分版したものだけを刷ってみても面白いかもと感じているよう。
これからどんなモチーフを選んでいくか、またその選び方が課題だそうです。


リトグラフの鈴木さん。
音が空気を振動して広がっていくイメージから、今度は音が空気を振動して
空間に広がっていくのをイメージして作品を作っているそうです。
音自体を視覚的に表現するというよりは音が空気に広がっていく様を表現したいそうです。



リトグラフの中村さん。
「展開して作品を作っていく」やり方と並行して、「自分のイメージに近づける」というやり方でも
制作を進めているそうです。本人曰く、どちらも楽しいけど後者のやり方の方が刺激があるそうです。


冬休みを挟む事を考えると、後期展示に向け制作出来る期間は残り1ヶ月!
急激な気候の変化もあって、体調を崩しやすいので体調管理に気をつけて、
しっかり作品を仕上げていきましょう◎



版画コース副手 久保田

2013年11月19日火曜日

ブログ記事

こんにちは!
寒いですね、一人暮らしの家に暖房器具がないので常に厚着の森です!


本日の実習はリトグラフの石版の刷りに入りたいと思います。
扱いがよく分からなくてあたふたしながら製版した石版が、どんな風に刷れるのでしょうか…
皆で協力して石版を台車に乗せているところ。ちょっとの衝撃でも割れてしまう事があるので、必ず2人組で石版を移動させます。


そして移動させた先はプレス機がある部屋です。
皆の石版がズラーと並んでおります。
二回生の浅原もついでに顔を出しております。


プレス機はこんな形です。
銅版のプレス機とそっくりですね!
その上に石版をのせ、スポンジに水を含ませて石版の表面をよく洗います。
表面に塗っておいたアラビアゴムは水性ですので水で溶け、描画した部分だけが綺麗に残ります。


次に、インク作りです。
インクを作りながらも石版の表面が乾かないようにスポンジでこまめに水分を与え続けます。
インクの固さを調節するために適量の炭酸マグネシウムを混ぜます。
インクの粘度が高いのでヘラが重いですがしっかりと混ぜ合わせます。
出来上がったインクの上でローラーを転がし、均等にインクを付けましょう。


さぁ、インクをつめましょう!
が、その前にインクを少量テレピン?で溶き、石版の描画された部分に塗ります。
これはセカンドエッチの時に使ったチンクタールの代わりとして使います。
そしてまたスポンジで石版の表面の水分を調節し、インクが付いたローラーを石版に転がしてゆきます。
描画した部分がくっきりと出るまで丹念にローラーを転がします。
その間も表面が乾かないように注意しましょう!
版に適量のインクがのったら紙をのせ、プレス機にて刷ります。
慎重に紙を剥がして、出来上がり!

みんなどんな風に刷れるのか楽しみです!

版画コース2回生の森

2013年11月15日金曜日

さむざむ

すっかり寒くなってきましたね!
富田です。


今日は第二製版(セカンドエッチ)をしました!


第一製版をした石版にアラビアゴムを塗布し、手で馴染ませます。
次に硝酸アラビアゴムで描画面を化学反応させていきます。


硝酸アラビアゴムの濃度が強いと、、ジュワァ!
描画面一気に反応してしまいます!


版面に塗布したアラビアゴムをいっきに、ガーゼで均一にぬぐい去ります。
アラビアゴムを薄く引き、版面を乾かしてからテレピンで描画材を取っていきます!


チンクタールを刷り込み、スポンジで版面に水分を与えます。
ここでポイントなのは、版を乾かさない!
製版インクをのせ終わるまで、表面が乾くことの無いようにすることです!



製版ローラーに製版用インクをつけてゴロリ。
ドライヤーで乾かします。
再びアラビアゴムを版面に塗り、第一製版と同じ工程を行うところまでします!


これで次から刷りの工程に入れます!
どんな作品に仕上がるか楽しみです!

版画コース2回生の富田








アートストリーム2013


ART stream 2013
アートストリーム2013

11月15日[金]〜11月17日[日]
10:00〜20:00
(最終日は18:00まで)
入場無料



2010年度版画コース卒業、シルクスクリーン専攻の宮本明香さんが出展致します。
お近くにお寄りの際はよろしくお願い致します。

2013年11月14日木曜日

池田高広 proliferation


池田高広
proliferation

2013年11月15日[金]〜11月25日[月]
12:00〜18:00
水曜日休廊


propagation
今回は、山中で拾った鹿の骨を砕いたものを素材として用います。
そして、版画の特性を活かして鹿の複製を作り、
再生を促し、増殖させます。
死んでいくものに光をあてることを通じて、
生きることを再考する試みです。
新しい挑戦だと思っています。ご高覧いただければ幸いです。
(DMより引用)


2007年度版画コース卒業、シルクスクリーン専攻の池田高広さんの展覧会情報です。
お近くにお寄りの際はよろしくお願い致します。

2013年11月13日水曜日

ドンランド Vol.1 KENTA NAKAJIMA FIRST EXHIBITION


ドンランド Vol.1
KENTA NAKAJIMA FIRST EXHIBITION 
ーどんなん?? ドンランドー

2013年11月21日[木]〜11月26日[火]
13:00-19:00(最終日は17:00まで)


2010年版画コース、シルクスクリーン卒業の中島賢大さんの初個展となります。
よろしくお願い致します。



2013年11月12日火曜日

お化けがいっぱい

ハッピーハロウィーン!
本日は学校中がすっかりハロウィンモードです。
私もなにか仮装したらよかったなぁ思う宮本です。


実習室にもゾンビナースに仮装した森さんと植村さん。


吸血鬼に仮装した浅原さんが出現!!
いや、なかなかにメイクもこっていてこわいです(^_^;)


「先生、この患者さんのことなんですが…」
とカルテを見る二人…
に見えますけどこれは原稿サイズを確かめてるんですよー。
実習もゾンビの格好でしっかりとしますよ!!


遠目に見るとゾンビやらなんやらが作業するちょっとおかしな空間に…

 

こんな日があってもいいですよね!?
だってハロウィンだもの!


延園さんはOLの格好でしたよ!
いや、ほんとににあってます。
さすが芸大!とっても賑やかで楽しいハロウィンでした!

来年も楽しみですなぁ。


版画コース2回生の宮本