2022年6月15日水曜日
2022年1月27日木曜日
「空気投げ」という柔道技があります。
別名「隅落とし(すみおとし)」といいます。
「真空投げ」とも言います。
非常に素早い巧みな動作によって相手を崩し、柔道衣を持った手以外には相手に触れずに投げる技、空気投げ。
相手に触れず投げ飛ばす・・・なんという すご技なんでしょう。
ここに一枚のピクトグラムがあります。
「トイレに赤ちゃんのためのおむつ交換コーナーがあります」・・・というマークです。
このおむつの部分が「空気投げ」です。
描かないで描いている。
輪郭線も描かないでおむつを表現している。
おむつに触れないで描く技・・・。
なんというすご技。
要するに「残す」のです。
描き足したり・消したり もしない。
単に、このおむつ部分を描き残すだけの技・・・「空気描き」とでもいおうか・・・。(kusa.)
[参考]
三船久蔵 十段 の編み出した 空気投げ(隅落とし) 映像 必見!!
「球は倒れたためしがない。絶対に倒れない。」と、師はおっしゃっています。
https://www.youtube.com/watch?v=k5YBijDmhNs
(柔道技を知るためのおまけ映像)
https://www.youtube.com/watch?v=2WQgxZQFJcc
2022年1月25日火曜日
■手を伸ばす
文字がない。
文字がないので、無言で注意が促される感じがする。
大声でしゃべってはいけない、というメッセージかもしれない。
文字って言葉なんだなあ。
場所は、男子用トイレ・・「泉」の上部に貼られていました。
マスクをして、ただ両手を真横に伸ばす男女。
コロナ以前だったら、もうこれは「現代美術」に分類される貼り紙ですね。
文字説明がない・・・という所がポイントです。
しかし、今はこれがなんの目的でここにあるのかがわかる。
この時期だからこそ、文字がない というのも気持ちがいいなと思った。アントニー・ゴームリーの彫刻を思い出す。
2022年1月20日木曜日
■ 痕跡
デニス・オッペンハイムの作品、[日焼けの第二段階のための読書姿勢]1970年の制作です。
屋外で読書をしていて、本を胸の上においたまま寝てしまった・・・というような設定で日焼けの跡が残ったのです。
ビフォー&アフターですね。
このような二枚の写真や、ものを二つ並置するこうした展示はおそらく1970年代に盛んに行われた方法ではないかと思います。
知らんけど。
まあ、過去にこういう作品を見たことがあると、18号館・凹版実習室の屋外におかれたプランターが、芸術のように見えてくるのでした。
芸術は痕跡だ!(kusa.)
※参照
↓
https://www.heatherjames.com/ja/artist-intro/?at=DENNISOPPENHEIM2021年12月7日火曜日
上田市立美術館(長野県)で開催されている「第46回大学版画展」を見てきた。
版画コースからは、3年生の浅見琴音さん・呉美喜さん・逸見渓太くん、4年生の井出晴さん・堤義明くん・田辺亮太くん・渡田開斗くん・藤本愛美さん・松下明子さんの9名が出品している。
長い間、東京都町田市国際版画美術館で開催されてきた大学版画展だが、当美術館の改装工事に伴い東京での開催が困難となり、今年からしばらく上田市立美術館で開催されることになっている。
版画を研究している全国の美術系大学・短大・専門学校から今年は40校が参加した。出品作品数175点と大規模な展覧会になっている。
全体を見渡しての感想だが、モノタイプやインクジェット出力などに版を重ねた作品、あるいは立体作品などもあり、版表現の多様性を感じる展覧会だ。
しかし、作品運搬や設置作業あるいは管理面の問題から出品作品の形態は自ずと限られてくるので、この展覧会を大学版画の傾向としてとらえることはできないだろう。組み作品やインスタレーション、映像やデジタルメディアを使う表現も可能なはずだ。そうした作品はこの展覧会には出品が難しい。
全国的な組織でこうした展覧会を企画するには様々な制約が生じ、実現には関係者の涙ぐましい無償の労力・時間が費やされている。それだけに、公募形式の展覧会が背負う不自由さから逃れられない現実が残念に思われる。
ちなみに、上田市は山本鼎の活動拠点であったことから、上田市美術館も山本鼎の作品や資料の展示も行っている。関西からは遠いが、是非見ていただきたい展覧会だ。(kusa.)
2021年12月2日木曜日
カラー写真の印刷はC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色4版を重ねて印刷します。
と、このように四色を説明したりしますが、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)は頭文字なのに、ブラックだけなぜ[B]ではなく[K]のでしょうか?
よく[Black]の[k]だ・・・と思われがちですが、実はキー・プレート(Key plate)の[K]を指します。
引用します。
↓
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CMYK は、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)と、キー・プレート(Key plate)から、頭文字1字を取ったものである。キー・プレートは、他の印刷の合わせになる版のことで、通常、文字や図の輪郭を表す黒で印刷される。CMYKの"K"が、ブルー(Blue)と混同しないようにブラック(BlacK)の"K"を用いたものであるとか、日本語の黒(Kuro)に由来するという説明は誤りである[1]。ただし、CMYKはCMYBkと表記されることもあり、この場合のBk はブラックを指す。
(ウイキペディアより抜粋)
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今日は2年生・孔版実習でCMYKの印刷を行いました。(kusa.)
2020年2月6日木曜日
グループ展 またたき
あべのマルシェ東館138(1階)
版画コース4回生 貫 涼海さん
版画コース2回生 山崎達也さん が参加しております展覧会情報です。
大阪芸術大学版画コースブログ→ http://ouahanga.blogspot.com/ ・・・ #大阪芸術大学#大阪芸大版画コース#大阪 #美術#展覧会 #版画#銅版画#木版画#リトグラフ#シルクスクリーン #oua#ouahanga#osaka #art#exhibition #printmaking#etching#woodcut#lithograph#silkscreen
2019年12月17日火曜日
第1回 ART甲子園
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2019年6月5日水曜日
Tシャツ展
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2018年6月1日金曜日
大阪芸術大学+サンフランシスコ美術大学版画交流展
2015年9月22日火曜日
後期授業開始!
まずは先生方に夏休みの課題を講評していただきました。
夏休みの課題は作家研究とドローイング。
作家研究は各々気になる作家や、好きな作家を調べ、冊子にまとめていました。
ドローイングは、日常で見かける物をモチーフにしたり、気になる物をモチーフにしたり、各々思い思いのドローイングが出て来ました。
今後の制作のアイディアとしてどんどん活用していきましょう!
講評会後は各実習室に移動して早速課題を始めました!
前期リトグラフとシルクスクリーンの課題に取り組んでいた学生は、後期からは銅版と木版の課題に取り組みます。
さっそく銅版実習室にて銅版課題の版下作業。
前期銅版と木版の課題に取り組んでいた学生は、リトグラフ課題の下絵をパソコンに取り込んで、加工作業をしていました。
新しい技法、新しい課題、これからの実習でどんな作品が出来上がってくるのか楽しみです!
季節の変わり目ですので、皆さん体調管理をして、しっかり課題に取り組んでいって下さいね◎
版画コース 副手一同
2015年8月17日月曜日
2回生・前期が終了して…
みなさんどのような夏休みを過ごしているでしょうか。
さてさて、この間の前期の最終日に2回生の合評がありました。
それまでの実習のレポートと合わせてお伝えします。
まずは粟田さんから木版実習のレポートです。
先のことも考えながら作業するのも必要なんだなと思いました!
油性はジェルメディウムなどで盛り上げた凸凹した版面になかなかインクが付かなかったので
何回もローラーで付け続けるのが大変でした。」
続いては野田さんからのレポート。
それぞれの版種の良いところをひとつの作品内で表現できるように、頑張って完成を目指したいと思います。」
そして前期最終日という合評の様子もお届けします!
2回生初・ドキドキの合評!
2015年4月25日土曜日
新・版画2回生!
現在、版画コースの2回生は6人。
編入生を1人迎えて、2回生から4回生まで合計24名で活動していきます。
今年度から2回生の授業は2クラスに分かれ、片方のクラスは銅・木版から、
もう片方のクラスはリト・シルクから授業が始まりました!
まず、銅・木版側の実習の様子を粟田さんがレポートしてくれました。
「初めまして
版画コース二回生の粟田です。
最初の版種は銅板から始まりました。
始めの授業は大きな銅板を決められたサイズに裁断し、やすりでプレートマークを作りました。
このプレートマークの作業は一回生の時にも行ったのですが、
以外となめらかな斜めにするのに時間がかかってしまいました。
その後、メゾチントの技法の一つ ルーレットという道具で
銅板の輝きがなくなるまでひたすら傷をつけていきます。
全体に濃淡がないよう少しずつ傷をつけていくのは、かなり根気と集中力が必要な作業でした。
なかなかまんべんなくできず難しかったです。
大変ですが、小さな作業一つ一つ丁寧にこなすことで良い作品に近づけていけるのではないかと思います。」
そして、リト・シルク側は佐古さん、小久保さんからのレポート。
「初めまして。版画コース2回生の佐古です。
今はリトグラフやってます。
不安もあるけど、とても楽しいです♪
2回生と4回生と留学生さんたちで「青」というテーマで制作しています。」
「初めまして、2回生の小久保です。
これがリトグラフモデルの第一号です!アデュラリアという宝石をモチーフに描きました。いかがでしょうか?」
アルミ板に描画するだけでなく、紙に描いた原画をシンナー転写したり、
最終的に製本して生徒同士で作品を交換する計画を立てたり等、
作業手順に苦戦しつつも、なんとか一版目を刷り上げていました。
新年度は始まったばかり。版画の生徒たちが1年かけて様々な技術を学び、どんな作品を作るのか、これから楽しみです。
版画副手・田中
2014年12月15日月曜日
木版多色刷り!
僕は、くしゃくしゃにしたアルミホイルをボンドで貼ったり、モデリングペーストを版の上にまばらに塗り、大きさの違う点の集まりを表現します。
さっそく刷ってみましたが、モデリングペーストにより作った版は、版面が尖り過ぎていて、上手く刷れませんでした。
この後に背景に紺色のベタ面を油性の版で刷るようです。
版面に均質にインクをのせ、きれいにベタ面を刷るのが難しそうでした。
油性の版は彫るだけでなく、版面に砂や葉っぱなど色々な物を貼っても版を作る(コラグラフ)ことができます。
版をどのように作るかを考えると、作品を作るイメージの幅が広がりエスキースを考えるのも楽しいです。
そして、刷り上がりは思いもよらぬ効果を楽しめ、版を重ねながらも、ワクワクしました。
次の課題、「自由課題」でも油性の版を使おうと思います!
2014年11月16日日曜日
リトグラフ多色刷りは楽しいけれど複雑!
版ごとにずれがないよう注意しながら、見当をカッターでけがき、版の周りをアラビアゴムで縁取り、無駄な描画材で汚れないように保護します。
今回はセカンドエッチまでの時間に余裕があったので、普通のアラビアゴムだけを使いました。
気を抜かずに頑張ります!
2014年11月7日金曜日
大きくなった。
今回の銅版課題は、前回切った大きな銅版に挑戦します。
腐食せずに直接ニードルで描く技法が気に入ったようなので、早速これを取り入れて制作に取り掛かっていました。
藤本さんや菊池さんは、とりあえず版下準備。
プレートマークをゴシゴシゴシゴシと金ヤスリで削り中。
ウォーマーで銅版を温め、ローラーで均一にグランドをひくのがこれまた難しい・・・。
松ヤニを版にふりかけた後に版を温めながら、松ヤニが版全体に定着したかどうかを注意して見なければなりません。
私は今回、アクアチントをしない方法で作品を完成させようと作業中です。
版画コース2回生の松下