2020年1月24日金曜日

Stone Letter Project #4 The new stone age


Stone Letter Project #4
The new stone age

2020111日(土)~126日(日)
12:0019:00(月曜休廊)
461-0005愛知県名古屋市東区東桜1-9-19 成田栄ビル地下1

元版画コース孔版ゼミ担当の坪田政彦先生,
元版画担当の坂井淳二先生
卒業生の今井恵さん,丸尾紘美さん,木子幸恵さん,大﨑緑さん
大学院博士課程の漢嘯さん,中村公美さんが参加しております展覧会情報です。


石を使用するリトグラフは石版画と言われ、現在の簡易なアルミ整版と違い、石そのものが持つ素材感や摺り・描画時に感ずる触覚感など、使用したものでなければ分からない魅力があります。
 一般的にリトグラフは、目視しにくい油性と水性の反応や製版のプロセスの難解さから、手法の魅力や面白みが伝わりにくい版画技法です。しかし銅版や木版に比べて、通常の絵を描く時と同様に、直感的な筆運びや塗りの制版が可能で、また解墨に見られる墨汁のような独特な濃淡の表情は、リトグラフ固有の表現と言えるでしょう。
 中でも版材において、現在主流となっているアルミ版製版と違い、石を使用する石版画は素材となる石版石の希少性から、使用する版画家は多くありません。しかし、天然の石でしかできない独特の表現や整版は、リトグラフの根源性を呼び覚まし、素材から伝わる感触は何物にも代えがたい魅力を放っています。そうした観点から、石版復活を目指す制作活動をしている田中栄子(京都芸大)、坂井淳二、片山浩(名古屋芸大)、衣川泰典を中心に、石版の魅力や表現の特性を多くの人に伝えるべく、その啓蒙と発信拠点として、“Lighter but Heavier”を発足させました。現在では、愛知芸大はもとより、関西・関東の主要美大芸大や海外発信も視野に多岐な展開を行っています。
今回のサテライトギャラリーSAKURAでは、その集大成と言うべく13の大学の連携による企画展です。そして期間中には、芸術講座として出品作家によるクロストークも開催されます。奥深い石版画の深度のある世界を、この機会に是非ご堪能ください。
                              
愛知県立芸術大学 芸術資料館長 倉地比沙支

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