2010年1月24日日曜日

1回生に向けての版画コースツアーVol.4!!!


こんばんは**大学院生の丸尾紘です。
今回は先日行われた1回生に向けての“版画コースツアー”について記したいと思います。



大阪芸術大学の美術学科1回生は1年間に4つのコース(油画•日本画•版画•彫刻)を全てを経験し、2回生に進級する際にその中から1つだけ、これから何を専攻するのかを選びます。しかし1回生が制作している場所は2〜4回生とは違う空間なので、自分達が専攻するであろうコースが一体どんな環境であるか分かりにくいものです。
そこで、我ら版画コースは毎年、4回に分け各クラスを“版画コースツアー”と題し、1回生達に私たちが普段制作を行っている教室案内をします。
昨年からは私たち大学院生が案内役をすることになりました。


まず、各版種(銅版・木版・リトグラフ・シルクスクリーン)の実習室などを説明しながら回り、今回のツアーメイン、版画コース4回生の卒業制作(採点展示)を案内しに体育館アリーナ前に連れて行きました。

卒業制作は4年間の汗と涙の結晶。学生それぞれが見出した目標、そして4年間の様が表れたもの。そのことが版画をほんの少しだけかじった1回生にも何かしら伝わったようで、技法のことなどの質問や作品の感想など様々な意見が彼ら彼女の口から私たちに飛び交ってきました。
また、会場ではちょうど4回生が先生を交えて合評をしていたので邪魔にならないように1回生の中にはそれに参加していた者もいました。

最後に自分たちの部屋に戻り、版画コース2回生を担当されている坂井淳二先生のもと版画コースの詳しい説明がなされました。そこでは映像などを使い、版画に限らず“コースを選ぶという意味”“版”というキーワードを用いられ、これから1人1人制作していく表現者としての真剣な意思を持つように、というメッセージが各自1回生に伝わったのではないかと私自身感じています。


実際にその場所で制作している私たち院生がツアー案内を務めることによって、1回生に版画コースの空気感をより密接に感じてもらえたのではないかと思います。
1回生諸君!個性豊かな先生方とアットホームな雰囲気を持つ版画コースを是非専攻してくださいね!きっと損はさせませんよ(笑)お待ちしております!

大学院2回生の丸尾

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