2010年7月28日水曜日

モノタイプ


シャンプーとコンディショナーを買って、使ってみたら両方コンディショナーでした、杉本です。

今日の授業はモノタイプで作品を刷る、というものでした。


モノタイプとは
ガラスや金属板などの表面にインクや絵の具などで直接描画し、これに用紙をあててプレスする版画。この技法の最初の例としては、1640年代にイタリアのG・カスティリオーネの作品が現存している。また、ドガがこの技法に傾倒して約300点のモノタイプ作品を遺したことも有名である。
(「OCNアートartgene」美術用語辞典 「モノタイプ」より抜粋)


モノタイプを制作するのは初めての我々2回生。
まず、坂井先生のデモンストレーション。


フィルムにマスキングをし、ローラーでインクをのせ、ベタ面をつくり、その上を引っかいたり、筆で描いたり。


描画ができたら紙をのせて、プレス機にかけます。
パチッと刷りあがったのを見ると、まさしく版画。


しかし、一点しか刷れないのも面白いし、引っかいた箇所や削った部分がそのまま出て「なまもの」感があります。
しかも描画&刷りの時間がモノタイプは早い!


うずうず。
さあ、私たちも描画&刷りスタート!



インクを垂らしたり、盛ったりする人、フィルムの上で絵具を混ぜ、テレピンをかける人など、攻め方がそれぞれ違います。
版ができたら即、刷り!



絵具をのせすぎて(または意図的に)インクがずれた、また版がつぶれたなどのエラーもありましたが、それぞれちがう一点物ということで、エラーもまた楽し!


5時からは全員の作品を集めて合評。
今の自分は、即興ではこういうことをするのか。
こういう描画の質感は、モノタイプではないときの版画にも使えるな。
など、自分やほかの人の作品を見て発見できることがたくさんありました。


今日も、楽しい授業でした。
つぎは木曜日、前期最後の実習です。
では、今日はハート柄、おしゃれどろぼう杉本でした。



版画コース2回生の杉本

0 件のコメント:

コメントを投稿