2010年3月8日月曜日

アルミ版のお話。


相変わらず、刷り地獄から抜け出せない坂井です。

ポートフォリオ展も始まり、学生の姿もあまり見かけない実習室にて朝かひたすら制作しています。


4月から8月まで展覧会の予定が続くのですが、春休み中になんとか版画の仕事を終わらし、次の制作へと焦っています。しかし、リトグラフは手強いです。
20代の頃なら伝説の「鬼刷り」と称して、延々と刷り続けられたのですが。。。
最近では、夜にもなると足腰はガタガタ、大胸筋が悲鳴を上げています。
リトグラフは、体力です!


そんな、リトグラフの話。
本来、リトグラフは石版を使用するのですが、だいたいの学生はアルミ版を使用していまね。
ボクも学生の頃から石よりもアルミ版をよく使っていました。
2回生は普段、マツダ画材で購入していますが、3・4回生からは必要な枚数だけ
業者から購入します。

このアルミ版を購入している業者知っていますか?
リトグラフの学生達は「クラタさん」と呼んでいます。
いつもアルミ版を配達して下さっている時は、ニコニコと気の良いおっちゃんですが、このクラタさん実はすごいんですよ。


関西はだけでなく、世界にもこのアルミ版を輸出するくらい非常に良く出来ている
版なのです。
今、ボク達が普通にリトグラフを制作できるのもこのクラタさんが、丁寧にアルミ版を作って下さるから出来るのです。
よく、学生の時からクラタさんを見つけてはリトの画材の話や、道具、プレス機、良いアルミ版を作るまで開発の話等、長々と聞いていました。
前期、後期とだいたい年二回は研究室にやってきますので、見かけた時はいろいろ質問してみて下さいね。
きっと実習では聞けない話をたくさん聞くことできると思います。
明日も、刷り刷り刷りです。
がんばります。

版画コースの坂井

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