2010年5月20日木曜日

どうも、4回生の中島賢大です。


かなり遅れてしまいましたが、


やっと落ち着いてきたので先日の4月25日、中津のアートカクテルでのイベントについて記事を書きたいと思います。



今回はなんと、花嫁衣装に使用する着物に描くことになり、ダンサーのYukkoさんに、古いものですが用意して頂きました。



最初はYukkoさんが舞っている時に僕が出てきて、ササッとYukkoさんが身に纏う着物にペイントしていくという案もありましたが・・・、振袖のところとかが非常にぶらぶらするのでボツ!!



僕が着物にペイントをし、その完成作品をYukkoさんが身に纏い、舞うということに決まりました。


制作時間は一時間半と言われた。   ・・・短ッ!!! 但し20分間の乾燥タイムあり。


いつもなら5時間くらいあるのに・・・。



[見せ方]


大勢のお客に見せる場なら壁吊るすほうがいいが、しかしそのまま吊るしては、着物にしわが寄って、描けないので、床に置いて描こうかと考えた末、なんと家にあったダンボールで作業用パネルを制作。


もちろんあらかじめメジャーを使って各寸法を測っていたのですが・・・、なんかあわなかったらヤバいと思い、事務所から本番に使う着物をお借りして写真のように、着せながら作成しました。


でも、それだけではと粘着力の弱めのビニールテープで張り付けて固定するかとも考えましたが、はがす時にかなり傷んでしまうだろうと思われたので、クリップなどで留めることに。


 


[画材]


今まで僕のライブアートと言えば、厚めのベニヤにイベントカラーペンキで塗りたくったり叩き付けるような画法で、やりたい放題できたのですが、今回着物に描くのは初めての上に、その着物は絹製という何ともデリケートな素材だったので、最初はいつも使っているイベントカラーに布糊を混ぜて描く方向でいこうとしたので、描くというパフォーマンスだけのものにするか・・・、とも思ったのですが、それでは着物が古いとはいえ、もったいないし可哀想なので、温存するのを前提として考慮しているそんな時に、シモジマでちょうど布スプレー、布絵具というのを見つけました。その時はスプレー、絵具をそれぞれ一色ずつ購入し、ネットで”はぎれ”のサンプルを注文。大学にて実際にサンプルに描いてみた・・・。乾燥に若干時間を要しましたが、いい感じに描けるし、定着もよさそうだったので、画材はこれを採用。



[当日]


そして当日4月25日、僕らは朝、ジャーニーにて必要な機材を揃えてから、昼過ぎにアートカクテルへ!


会場入り次第、各自の準備やリハーサルに入る。


僕の作業は、ビニールシートと着物を上から吊るすのですが、これが意外に重く、スタッフ2人の協力のおかげで、どうにか開幕前に間に合わせることができました。







開始時の状態。




こうして見ると実に美しい模様の着物で、描くのがなんだか勿体ない・・・と思うKENTAである。




時には、お越しいただいたお客様方との交流を挟み・・・。




Lico&Keikoさんによるサルサレクチャータイムで、お客様とのペアを組ませて頂き・・・。


最後の仕上げに入ったところ。




開始から1時間半後、終了。



なんとか1時間半以内にここまで仕上げることができた。



しかし、お越し下さったお客様の一人とお話していた時に、ライブアートの感想を尋ねたところ、「寂しい」というコメントを頂きました。



それに同感できるのに時間は掛からなかった。


絹製の着物という素材なので、今回はかなり気を使ったと自分でも思う。


それ故かパワーやインパクトが半減したのだろう。


また、今回は自分が今までに触れたことのない特殊な音楽文化”ラテン”のイメージを見出しきれなかったのかも知れない。



音楽なども含めて、素材が変わるだけでこんなにも表現力が違ってくるとは・・・



こちらは和太鼓、津軽三味線の演奏グループ「RENPU(蓮風)」。


力強いメロディが素敵な方たちでした。


あの場にいたお客様の人気も高かったそうです。



作品完成後、完成した着物をYukkoさんに着せて差し上げる場面があったのですが、つい焦ってしまい、可憐なYukkoさんとはかなり不吊り合いな、カタイ動きになってしまいました。


それは反省点です。 (もしかしたら足を引っ張ってしまったのかも・・・)


人間として、男としての未成熟さを後になって思い知らされたのであった。



Yukkoさんが完成した着物を着た状態。



そして待ちに待ったアコミキの初ライブ!!



「アコミキ」ヴォーカリスト、赤穂美紀さんのライブ衣装は、我が叔父、中島修一とのコラボデザイン。


中島修一についてはこちら→http://www.tamaedo.org/



これはライブ用に僕がデザインをさせて頂いた、アコミキのシンボルフラッグ。


8月1日の野外ライブにも使用予定です。



完成した着物は、ダンサーのYukkoさんが“すごい”と言って気に入って下さり、貰って下さいました。


(と言っても、今後のダンスショーで使って下さるのかどうかは定かではないが・・・。)



今回の経験で思った確かなことは、


次の機会もまた、着物に描きたい


ということである。



これからどんどん学外、もちろん学内ともに奮闘していこう。


自己改革を常に目指していこう。



そして、自分自身を追い求め続けたい。




そして来たる8月1日の服部緑地での野外ライブにもこのKENTA、出場が決定たしました!!



只今チケット販売中!!


Paradice journey運営事務局


TEL:06-6110-5520  URL:http://seed-master.net/pj/  E-mail: info@seed-master.net


■ローソンチケット・・・・・Lコード:55782  ■チケットぴあ・・・・・Pコード:107-793


是非皆さまでお越しください!!



版画コース4回生中島

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