2010年11月13日土曜日

オススメ仏像 その2

こんにちはo( ´_ゝ`) 最近風邪が流行っていますが皆さんどうでしょ??大丈夫ですか?もうすぐ三回生は合評なので体には十分気を付けていきたいです!

私はもう既に10月から羽毛布団とモーフを引っ張り出してきてます・・・冬本番になると我が家では湯たんぽが登場します(oωo)あったかいので学校にも欲しいくらいです!

さて話は変わりますが、今回はオススメ仏像を(勝手に)いくつかピックアップします!
私は沢山の仏様の中でも一番好きなのが観音様です。昔私の母が写仏をしていた時もよく観音様を描いていたせいかあのキラキラ感がたまんないッス!もう、小さい時からどんなビーズやビー玉や光るおもちゃより好きでした!笑

そんな数ある観音様から最近オススメのは法華寺にある木造十一面観音です!



なんか周りの蓮の花がとっても個性的でいいですよね~しかも!お寺の名前にも華がついています・・・ステキです・・・!実はこの観音様は光明皇后をモデルとして作っているらしいです。ちなみに光明皇后は奈良の東大寺を作った人のお嫁さんです。どんなに綺麗なんだっていう(笑)ナイチンゲール的なことをしていたからでしょうね。
今制作している作品はこの仏像がモデルになっています。やはり長い間時間をかけて制作するからには自分の一番好きなものにしてじっくりもう一度向き合いたいですね。

お次は観音さまではないですが、永観堂にある木造阿弥陀如来立像(みかえり阿弥陀)です!



私は日本美術史の授業でみて好きになりました^^正面が多い仏像ですがこれは動きが感じられて衣擦れの音まで聞こえてきそうじゃないですか!!しかもこの仏像には素敵な言い伝えがあるんです!  それがこちら~↓

永保2年(1082)、永観50歳のころである。2月15日払暁、永観は底冷えのするお堂で、ある時は正座し、ある時は阿弥陀像のまわりを念仏して行道していた。すると突然、須弥壇に安置してある阿弥陀像が壇を下りて永観を先導し行道をはじめられた。永観は驚き、呆然と立ちつくしたという。この時、阿弥陀は左肩越しに振り返り、「永観、おそし」と声をかけられた。永観はその尊く、慈悲深いお姿を後世に伝えたいと阿弥陀に
願われ、阿弥陀如来像は今にその尊容を伝えると言われている。(京都 東山 永観時より)


も、そりゃビックリですよね!名前まで言われたらビックリですよ!見返り美人な阿弥陀さんが一緒なら辛い修行もなんのそのですね^^

さて、ここでまたもや観音様に戻りますよ~ お次は意外に近くにある観心寺です。観心寺は河内長野にあるんですよ~ここにいらっしゃる如意輪観音像がめっちゃ官能的です!大好物です!



長い間秘仏だったため珍しく彩色が綺麗に残っています。
私はあまり彫刻に色が入っているのは好まないのですがこれは別物ですw色があるからこの艶っぽいオーラが出てるんだな~と思います。

毎年4月17日、18日にだけ お目にかかることが出来ます。是非!是非木版コースで行きましょう!先生!!

皆様どうだったでしょうか??私もまだまだ勉強中です!またブログ一つ書いて詳しくなりました!笑

仏さまや仏像の世界って難しいことだらけに思いますが、最初に感じる綺麗だとか可愛い!とかいう感情って大切だと思いました。゜*(*´Д`)
私は一番自分の表現したいことが仏様の雰囲気に似ているということもあったんで仏様の姿を借りて制作しています。
そうすることで、また新しいはっけんがあったり、知らなかったことがわかったりすることが楽しいです!

最初の一歩ってそんな感じで良いと思います!
大変失礼な事言ってるようですが、少なくとも私は興味ある物を見つける事はそ
んな単純明快な感情でいいんじゃねぇのかな~と思いました。


版画コース3回生の森下

1 件のコメント:

  1. 読売テレビでやってる「心に刻む風景」という番組で、横を向いてる仏像を見て
    気になったので検索したところ、このブログにたどり着きました。
    「なんで横向いてんねん!」と謎が解けました。
    素敵な情報をありがとうございます!

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