2012年12月20日木曜日

色々詰め込んだ一日

こんにちは、三枝です。
今日は授業が始まってすぐ銅版院生の皆さんの教室にお邪魔して、中林先生による刷りのデモンストレーションを見させていただきました。


まず感動したのは作業の素早さです。
慣れという一言ではとても片付けられない程、素早くかつ丁寧に刷りの工程をどんどん進んでいく先生に、ただただ圧倒されてしまいました。



そして要所要所で分かりやすく説明をして下さいました。
普通銅版を刷る時はインクを版にのせた後、寒冷紗でインクを拭き取り押しこみます。
しかし、先生はそれでは版を早く駄目にしてしまうので、新聞紙を版に重ねて手で擦る事で、ある程度無駄なインクを取り、版にストレスを与える寒冷紗を使う時間を最少にしているそうです。


版画は油画や日本画と違い、おなじ作品を沢山作る事が出来ます。
そういった特性をより良い状態で長く維持する為にも、そういった版への細やかな気遣いが大切なのだと思いました。


そして刷りという工程の大切さ。
どれだけ素晴らしい物を描いても、最後が締まりがないと台無しです。
私自身も次回のリトグラフとシルクスクリーンの併用作品には、それを意識して挑みたいと思います。




そして教室に帰ってから
リトグラフの一色刷り、多色刷りの合評です。

特に多色刷りの方では全員今後の課題がハッキリとした合評だったと思います。
ただ色を着けるだけなら、手彩色でも十分なのに
なぜ版画を利用するのか、版画を利用することで
どんな表現が可能になるのか
再度考えてみようと思いました。
最後になりましたが、この日はクラスメイトの公美の誕生日!
おめでとー!


二十歳です。成人です。いいな。
お酒は二十歳になってから!という事で日本酒を。
彼女が素敵な一年をすごすことが出来ますように!
酒は飲んでも呑まれるな!


版画コース2回生の三枝

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