2012年2月7日火曜日

2回生最後の授業

こんにちは。
よく大学で『なんでそんなレインボーな色の服着てるの?』と聞かれますが、生まれ持った擬態能力です。
箕浦です。


1月27日。
版画コースニ回生の実習もいよいよ最終日となってしまいました。
多くのことを学んだ二回生版画実習でした。
この一年で学んだ "版による表現" 
そして、さらに表現したいものを考える!
という事で!
二回生最後の合評
以下、みなさんのコメントを抜粋してみました!


岩本君のコメント
四版種の中ではリトグラフに興味がある。
版を重ねてゆくプロセスと、イメージを重ねて見えてくる色の透明感に魅力を感じる。
イメージを形にして行く上で、足し算よりは引き算を考えるようになった。
これからは、"明確なコンセプト"をもち、"版の使い方"と"効果"を意識して制作して行きたい。



橋本さんのコメント
描く感触を大切にし無機質ではない、豊かな生命観を表現したい。
リトグラフか木版で迷っています。


林田さんのコメント
銅版かシルクで悩んでいる。
メゾチントの中に見える"黒"に惹かれる。
それは、リトグラフやシルクスクリーンでは表現できないと思った。


服部くんのコメント
作品テーマ、一貫性は余り意識しないように、自然に頭に浮かぶイメージを反映するような作制をして行きました。
版を使って作ると言うよりは、版を使ってドローイングをしているような感覚がある。
版から生まれる偶然性を楽しみ、それをふまえ新しい表現が出来るように思う。
それらの掛け合わせの中から、新しい表現が出来るのではないかと。。
これからも、試行錯誤して行きたい。




寺岡さんのコメント
銅版は技術的表現の幅の広さに面白さがあった。
木版は"描く"と言うよりも"作る"と言う感覚がした。
後期にシルクスクリーンの4色分解を経験し、色の構成の面白さに気づいた。
それにより"表現の幅"が広がったように思う。
"描く行為以上"のイメージが出来ると感じた。
デジタル画像から映像をおこし、シルクスクリーンでの表現にチャレンジしたい。


池田くんのコメント
銅版かリトグラフで迷っています。
能面などにみる、抽象化された表情は日本の文化を背景にした"表裏"の視点がある。
一つの解釈ではない存在がある。
銅版の"腐食"という過程に、それらのコンセプトがあるように感じる。
存在と不在の間にある"モノ" ”感覚’を作品にしたい。


鈴木さんのコメント
前期の課題では「水」をテーマに作っていた。
後期に入りシルクスクリーンでの課題がきっかけで、そのテーマをさらに展開できた。
シルクスクリーンは版を重ねあわせるプロセスに興味をもった。
リトグラフは製版、刷り共に技法的に難く感じたが、そこを自由な表現へと意識することで、版の重なりから見えるイメージに気づけた。
そのような経験から、リトグラフを選択したい。


いろいろあった2回生。
3回生になってもこうやって集まって合評したいですね!
以上、2回生箕浦でした。

版画コース2回生の箕浦

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