2012年5月4日金曜日

坂本真澄さんが"Flash Art" 3月-4月号に掲載されました!

2005年版画コース銅版ゼミ卒業の坂本真澄さんArt" 3-4月号に掲載されました!
坂本さんは「ようこそ先輩Vol.2」のゲストに来て頂きました。
坂本真澄さんについての記事はこちらから。
http://ouahanga.blogspot.jp/search?q=%E5%9D%82%E6%9C%AC%E7%9C%9F%E6%BE%84&max-results=20&by-date=true


大阪芸大図書館にも置いてありますよー!
「版画コース学生に見せたいのでー!」と貸し出しをお願いしたのですが、「雑誌は貸し出しできません」とあっさり断られました。。
なので、図書館に見に行きましょうー!
ちなみに、NADiffさんで販売しております。

版画コースの坂井

以下坂本真澄さんからです。

12月から1月に東京のギャラリーMoMoでやった『グッバイ☆アイドル』展のレビューが載ってます。
Flash Art ていう外国の美術の雑誌です。
うれしい。英語やからまだはっきり内容わかってないですけど私。
どうぞ見てみてくださーい!

坂本真澄

記事の和訳です!

最近の若い日本人油絵作家の多くは人物画を描かない。もし、描いていたとしても、その形は小さ過ぎて認識できないか、マンガのようであったり、顔が隠れていたり、ぼやけていたりしている。坂本真澄の最新作は、1982年生まれの作家が数少ない例外に属していることを証明している。
坂本の描く人物たちの大半は同じような特徴の男の子、もしくは青年である。しばしば、彼らは細く、色白の半裸で登場する。 目は大きく、アーモンド型で、黒く憂鬱に描かれている。彼らは東洋人と言うよりも、白人のようである。「男の子たち」は 坂本のタイプの男性を表現していると彼女は言う。多くの少年は顔もしくは胸が紅潮し、どんなロマンチックな理想化とも驚くほどちがって、彼らの肘、膝、かかとはまるで壊疽(えそ)にかかったように腐食しているようでる。 作家は、これは鮮血や骨など肌の下に何が存在するか見せようと試みたと説明している。「私は人間が好きだ」と、彼女は主張した。しかしながら、深く関与したように、キャンバスではまた他の特異な真実によって不可解なものがつくられ、少年の中には、彼らの片目が余白に描かれているものもある。これが何を意味するのか尋ねると、坂本は「反復の回避」と答え、この空白が何か特別な意味を示唆しているのではないかと懸念していた。
坂本の確立した形態と油彩への軽いタッチは、エリザベス・ペイトンに似ている。しかし、彼女の作品はまだ日本の若い作家たちの間で共通する、思春期と大人、空想と現実の間に永遠に続く不安定さと言う性質を映し出している。この両面性が坂本の描く人物からペイトンが描いた有名人や友人の肖像の中に見られる大人の現実性の感覚を奪い、代わりに装飾的な夢のような雰囲気を作品に与えている。
(動物たちと描かれた)やピクニック、バスルーム(装飾用の噴水のように描写された男の子たちの頭部ともに描かれている)と言う設定が非現実的な効果を加えている。恐らく、展示タイトルである“Good-bye Idols”は古くさいパターンの架空のアイコンの再現から、人間や血や退屈に対する地に足のついた興味へ向かう坂本の旅立ち宣言である。


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