2012年5月15日火曜日

前年度2回生18名による版画展「LINK」の報告


久しぶりにブログ記事を書かせていただきます。
3回生の池田です。
先日の3月27日~4月1日に前年度2回生18名による版画展「LINK」を開催致しましたので、そのご報告をさせていただきます。


まずは今回のステートメントのご説明から
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LINK=つながり

私たちは相互に影響し合って生きています。
出会いや関心事など、関わり合うことによって
心が満たされたり思いがけない発見をしたりします。
その度に日常に深く結びつく感覚やつながりが大切なのだと実感するのです。

版画作品をつくる上でも同じことが言えます。
版画は天候や気候、インクの硬さや紙質などによっても
結果が大きく変わってくる表現技法です。
素材と向き合い、自分と作品が相互に影響し合うことによって、
そこから生まれる発見は、新しい価値館を秘めています。

本展では、そんな版画表現と
日常でのつながり合う関係性を
結びつけた展示内容にしました。
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はじめて学外で展示する学生がほとんどだったので、期待と不安が入り交じる新鮮な感覚でした。
搬入の日、完成した自分達の作品を持ち寄って、ギャラリストさんと配置の仕方の相談をしました。
今回は18名の作品ということもあって、なかなか難しい・・・

私自身、作品を展示した経験が少ないのでギャラリストさんの適切なアドバイスには本当に助けられました。
すごい勉強にもなり、展示のノウハウを知ることのおもしろさも感じました。

結局、一つの壁に対して中心は大きいサイズの作品にし、そこから左右に色味や作風などのバランスを見ながら、
観る人の視線が自然に流れるように計算していきました。


作品の高さやキャプションの配置、照明の調整など全体のバランスを意識し、夜遅くまでみんなでワイワイと作業をしていました。


実を言えば、私は会期中より搬入の時が1番楽しく感じていました。
お祭り本番よりも前夜祭が楽しいのと同じ理屈ですね。

展覧会は6日間それぞれの日程に在廊するメンバーを決めました。
会期中のギャラリーの様子は連絡ノートやメールで情報を共有しながら、きるだけ全員が把握できるようにしました。

こちらはギャラリーに常設されているチャーリー君を使っての動線づくり。
遊び心満載ですね。


知人や作家、外国人のお客様まで多くの方に来ていただけました。
しゃべりやすい空気を作って、たくさん良いお話ができるように心がけましたが、英語だけは難しい。
ギャラリストの方も海外出身でしたので、急遽「そんなことじゃアカンよ」ということで英会話の練習・・・
リスニングだけでも着いていけるようになった・・かな?
レオ君に至っては1時間ほどフランスの方と話込んでいました。
さすがです。


展覧会のテーマや作品のコンセプトなど、シンプルな伝わりやすい言葉で説明するのも難しく、人によって言葉のチョイスも変えていく必要性があります。
こちらも言うは易く行うは難し!!
私の場合は、もっとユーモアがほしい!!

会期中、差し入れやお花も多くいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。


お陰様で無事展覧会を終えることが出来ました。
学生のほとんどが学外で展示することが初めてとあって、全く予想が出来ないスタートではありましたが、多くのお客様が足を運んでくださり、素晴らしい結果にして頂きました。
遠方からお越しくださった方もいらっしゃり、本当に有り難うございました。
学生一同、心より御礼申し上げます。

これからも展覧会を開く際には、大版画ブログで詳細をアップさせていただきますので、何卒よろしくお願い致します。



最後はチャーリー君との記念写真です。


版画コース3回生の池田

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