2014年10月7日火曜日

久しぶりの!

二回生の菊地です。
後期に入って初めての銅版の授業でした。


基本的には前期で習ったことを応用しているのですが、新しくメゾチントという技法に挑戦しています!

メゾチントは、銅板の表面をロッカー(ベルソー)ハーフトーンコームルーレットなどの道具を使い、細かく目立てをした銅板をスクレパーやバニッシャーで磨き上げる事で、イメージを表現する技法です。



他の技法と違い、一度銅板の表面を目立てする事で真っ黒な画面にし、イメージを磨く事で描いていきます。


「さくらんぼ」や「西瓜」などで有名な浜口陽三が使用していた技法です。
これはロッカー(ベルソー)という道具で、手首を使って左右に動かしながら版の表面に、縦、横、斜めに隙間なく点描を刻むことで目立てをしていきます。


間隔などの調整がとても難しいのですが、刷り上がると、縦、横、斜めに目立てされた痕跡が浮き上がり、不思議な仕上がりになります。


なかなか綺麗に仕上がらず、変な傷や、表面にもムラができてしまいましたが、参考として近くで見せていただいた作品に少しだけでも近づけるように工夫していきたいです!

版画コース2回生の菊池

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