2013年11月19日火曜日

ブログ記事

こんにちは!
寒いですね、一人暮らしの家に暖房器具がないので常に厚着の森です!


本日の実習はリトグラフの石版の刷りに入りたいと思います。
扱いがよく分からなくてあたふたしながら製版した石版が、どんな風に刷れるのでしょうか…
皆で協力して石版を台車に乗せているところ。ちょっとの衝撃でも割れてしまう事があるので、必ず2人組で石版を移動させます。


そして移動させた先はプレス機がある部屋です。
皆の石版がズラーと並んでおります。
二回生の浅原もついでに顔を出しております。


プレス機はこんな形です。
銅版のプレス機とそっくりですね!
その上に石版をのせ、スポンジに水を含ませて石版の表面をよく洗います。
表面に塗っておいたアラビアゴムは水性ですので水で溶け、描画した部分だけが綺麗に残ります。


次に、インク作りです。
インクを作りながらも石版の表面が乾かないようにスポンジでこまめに水分を与え続けます。
インクの固さを調節するために適量の炭酸マグネシウムを混ぜます。
インクの粘度が高いのでヘラが重いですがしっかりと混ぜ合わせます。
出来上がったインクの上でローラーを転がし、均等にインクを付けましょう。


さぁ、インクをつめましょう!
が、その前にインクを少量テレピン?で溶き、石版の描画された部分に塗ります。
これはセカンドエッチの時に使ったチンクタールの代わりとして使います。
そしてまたスポンジで石版の表面の水分を調節し、インクが付いたローラーを石版に転がしてゆきます。
描画した部分がくっきりと出るまで丹念にローラーを転がします。
その間も表面が乾かないように注意しましょう!
版に適量のインクがのったら紙をのせ、プレス機にて刷ります。
慎重に紙を剥がして、出来上がり!

みんなどんな風に刷れるのか楽しみです!

版画コース2回生の森

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