2012年6月20日水曜日

Let's go!!Gallery!!

とうとうこの日がやってきた!
アートライターの藤田千彩さんコーディネートによるギャラリーツアー!!

藤田千彩さんは「多くの人へアートを伝える」お仕事をしていらっしゃる方です。
今回は千彩さんに大阪にあるたくさんのギャラリーを案内していただきました!
そんな充実した1日を私2回生の中村が伝えます!

6月15日13:30
なんばOCATにて参加者が集まり、ツアーが始まりました。
藤田千彩さん、坂井先生、副手の松本さん、版画コースの2回生、3回生…4回生…卒業生の、先輩方みんな合わせて12人
そしてなんと精華大学から2人の参加者!
みんな合わせると17人となる賑やかツアーです!


まず、OCAT(JRなんば駅)からすぐ近くにある「ギャラリーほそかわ」へ。
http://www.galleryhosokawa.com/
ビルのなかへ入るといくつものギャラリーが…!
とても魅力的なビルです。




◯「ギャラリーほそかわ」で楽しんだ展示◯
「ねじれ世界をねじあげる」柴田精一展

一目見て木彫だとは思えないぐらいにとても薄く、かつユニークな彫刻作品が並ぶ。
私が一番衝撃を受けた作品はポストカードにもなっている「交差する顎」
会場に入って真っ先に目に入りました。見つけた途端どきどきする作品です。


柴田精一さんの展示は26日まで。(展覧会は終了していますが)
なんば駅にとても近い場所にあるので足を運びやすい身近なギャラリーです。



さて!
次はグラフィックデザイン専門のギャラリーdddギャラリーへ。
http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/

◯「dddギャラリー」で楽しんだ展示◯
「TDC展2012」


東京タイプディレクターズクラブ(TDC)さんは文字×視覚・文字×デザインの社会に活用するための研究を行う事業です。
版画専攻の私達にとっての注目ワードは「活版印刷」
活版ベースのCDジャケット「口ロロ『CD』」には大注目です。
活版というメディアを堂々と扱い、そのデザインはユニークかつわかりやすい。
展示は7月6日までとなっています。
dddギャラリーは四つ橋線なんば駅から徒歩5分のところにあります。
「ギャラリーほそかわ」も近くにあるので、今回のツアーのように、はしごして見にいってもいいですね!


次に向かうはオシャレな街、南堀江のオレンジストリートのなかにある
ビル2Fにあるギャラリーを覗くと目の前にどーんと建つ鉄壁が!


◯「TEZUKAYAMA GALLERY」で楽しんだ展示◯
「Life is steel full!」加藤智大展


ギャラリーの真ん中に広がる茶室空間に何か違和感を感じる。
道具を持てばイメージとギャップのある重さ…。
そう全て”鉄”で出来ていたのです!

茶室のどこかに吸い付いてしまうような…人が磁石のようになってしまうような
違和感と魅力に溢れる作品でした。

展示は6月16日と終了してしまいました。
期間中はイベントとして実際にお茶を立てて茶会を開いたそうです!

次回の展覧会は「あしのゆびのあいだのむこうがわ」待場崇生展


6月29日〜7月28日となっています。
なんだか名前にとても魅力を感じますね…。
ぜひ見に行きたい!


カフェ、居酒屋、雑貨屋に魅力を感じる私はオレンジストリートを去ることに名残惜しさを感じていました…が時間がない!
さくさく移動です。

次は地下鉄を使って移動。
地下鉄千日前線・中央線「阿波座駅」から少し西へ歩いたところにある

今年の4月にオープンしたばかりだそうです。
大阪を元気にする!をコンセプトにアート、音楽、ダンス、ワークショップなどの幅広い領域でイベントが催されるみたいです。


施設を見学させていただきました。
どんどん利用しよう!という気が湧いてきました。
シンプルな設計が私たちの身近に感じさせます。

美術雑誌もずらりとありました。
美術の窓や芸術新潮大好きなのでぜひともじっくり読みたいなぁ…。

きれいで充実した施設です。これからどんどん盛り上がっていくのでしょう!
イベントがある日はぜひ足を運びたいものです。


ツアーはまだまだ続きます!
またまた地下鉄に乗ってたどり着いたが
地下鉄四つ橋線「肥後橋駅」から徒歩1分。

ビルいっぱいにギャラリーが詰まっています!
「Yosimi Arts」は3Fにあります。

◯「Yosimi Arts」で楽しんだ展示◯
笹川治子 Haruko Sasakawa「case.A」

立体、平面、映像…テーマ「アドバタイズメント」を語る作品たちが並ぶ。
アドバタイズメントとは広告、宣伝のことです。
芸術的表現に基づくあらゆる方法を用いて私達にあることを伝えます。

「case.A」は17日で終了ですが、9月からは「case.D」が始まります!


さて!
地下鉄四ツ橋線「肥後橋駅」から徒歩5分ぐらいのところにあります、
入り口を通ると廊下にはポストがずらり。
味あるポストを横目に奥へ進むと目的の会場が。


◯「Post Gallery T」で楽しんだ展示◯
やまもとひさよ 「大川さん」


やまもとひさよさんの作品はすべて写真で
写真の一部分を燃やしたり、破ったりとあまり見たことがない表現が!

雑誌に乗っている写真や広告なんかはともかく、
作品として撮った写真を焼く、破るという表現を加えるって…私はとても抵抗を感じてしまう。
というよりそう感じるがゆえに、やってみようだなんて思いつかない。
作品を見て私は驚き興味をもちました。

「emerging artists program」展示会で発表する作家のひとりであるやまもとひさよさん。
作家5名がこの会場で連続に作品を発表する形式。

先程紹介した「Yosimi Arts」が近くにあるのでぜひ合わせて見にいってみてもいいですよ!


さてツアーもあともう少しで終わってしまいます。
次に訪れたのは常に賑やかな大阪駅付近。
JR大阪駅三越伊勢丹「アート解放区」
アクセスむちゃ便利です!


伊勢丹6Fにある「アート解放区」
伊勢丹のなかを列をなして歩きます。光景が面白かった。

ギャラリーでは工芸と絵画の催しがありました。
巧みな工芸品にも、その大きな値段にも関心をよせていました。

絵画、工芸、写真、彫刻…この日はたくさんのアートと触れ合うことができました。
そんなギャラリーツアーもそろそろ終盤です。


最後に訪れたのは
地下鉄中央線「深江橋駅」徒歩5分のところにあります。

◯「Gallery Nomart」で楽しんだ展示◯
植松奎二展 軸一重力・反重力 

宇宙や重力…見えないけれども規模の大きなものをコンセプトに
大きな布を柱と柱に固定して広げたものを吊るしていたり
壁に大きな絵が描かれていたり…。
シンプルだけども大きく存在感のある作品でした。


なんと作業場も見せていただきました!
資料、画材、道具で埋め尽くされた密度の濃い空間。
ぎゅっとした空間大好きです。


展示は6月23日までです。
トークがメインの展覧会。現代美術作家だけでなく、文学者、建築家、ミュージシャンが参加し、毎回それぞれのテーマに沿って、トークが展開されていくとてもユニークな内容です!


最後にギャラリー前でツアーを共にした仲間で1枚。
それにしてもよく歩きました。
藤田千彩さん!ほんとうにありがとうございました!!
このツアーのおかげで、ギャラリーの場所だけでなく、作家とのコミュニケーションの取り方や自ら情報を収集することの重要性など、たくさんのことを学ぶことができました。

ツアー後は藤田千彩さんとみんな交えて飲み会!


先輩方との交流も楽しい美味しい席があれば堂々とできる!
ツアーをして、飲んで、食べて、話して…
想像以上に充実した1日となりました!!
なんと濃い金曜日!


みなさんお疲れ様でした。
たくさん歩いて見て刺激を受けましたね。
またこのような機会があればぜひ参加したいです。

最後にお知らせがあります。
今週の金曜日に藤田千彩さんが版画コースへやってきます!
坂井先生とアートのお話をしていただけるとか。
コース関係なしです!
参加したい人はぜひ金曜日に版画へ!


版画コース2回生の中村


1 件のコメント:

  1. アートライター藤田千彩2012年6月20日 11:21

    こちらこそありがとう!
    よく歩きよく見てよくしゃべりました
    おかげでいまだに声が枯れてます

    金曜りょうかい!いまからパン焼きます(笑)

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