2016年12月9日金曜日

楽しい凹版!

こんばんは!二回生の前田です。
今日は朝から一日中寒くて仕方がありませんでした。気温が低いとそれだけで疲れがたまりますね。


今日は凹版のエスキースをしてから本作業に入っていきました。



僕は今回羊を描くことにしたので、イメージをトレージングペーパーで版に写した後、それに沿って水で薄めたジェッソを塗っていきます。


ジェッソが十分に乾いたら彫刻刀でジェッソの層をひっかいていきます。これは凹版なので、凹んだところにインクがつきます
つまり、この作業で白い羊の毛の部分に黒い線で陰をつけたということですね。

ひっかき終えたら、ここだけは更に白くしたい!という部分にジェルメディウムを塗っていきます。
これにより表面がつるつるになるので、刷りのときにインクを綺麗に拭き取れる=確実に白くなる、という理屈です!


続いて、羊が落とす影の部分に寒冷紗をボンドで貼り付けていきます。
一度ボンドで寒冷紗を貼り付けた後、今度は水で薄めたボンドを上から塗ることでコーティングができます。


実習の最後に、併用版を除けば木版で最後の作業となる「凸版」の説明をしていただきました。
凸版の特徴は「凹版とは真逆に、でっぱった部分にインクが残る」ことや
油性インクを用いて刷るため色や細かい表現がはっきりと出る」ことだそうです。
そんな凸版と、前回使った「水性インクによる多色刷り」の技法をミックスして制作するのが最後の作品となり、
なんだか集大成感があってワクワクします。

冬休みが始まるまでおよそ2週間となりましたが、気を抜かず次回もがんばっていきます!

0 件のコメント:

コメントを投稿