2016年10月27日木曜日

むろちです!

こんにちは、二回生の室家です。
寒くなるとついついサボりがちになってしまうことが多いですが、頑張っていきましょう!

後期からこのブログにて説明を続けてきたリトグラフもとうとう終盤に差し掛かりました。
一通りの作業風景は紹介し終えたと思うので、今回は私がやりやすいと感じたリトグラフの描画の方法を紹介します。


まず、べんがらシートでアルミ版に下絵を写し終え、描画していくという段階で、アルミ版に手が触れても大丈夫なように絵の周りをアラビアゴムを塗って止める作業を行います。
この時、下絵の輪郭に沿ってぴったりとアラビアゴムを塗ります。
アラビアゴムはつけすぎると滲んでしまうので、筆にアラビアゴムを付けた後、余分はしっかりと落とすようにしましょう。
筆が少しパサつくくらいの量で十分なので、慎重に下絵の輪郭に沿って塗ります。

こうすることで、描画する時に下絵からはみ出す心配もなく、製版の際もはみ出た部分を削る手間が省けてスムーズに作業を進めることが出来ました。
細かい下絵の場合は特にこの方法がオススメです。

描画を終えたら製版をしていきます。
製版していく過程で、汚れた部分はしっかりと手で擦って洗い落とすようにします。


製版インクを乗せるときは、自分のイメージに近い濃さになるまで乗せていきます。


製版インクを乗せ終えたら、もう一度汚れがないか確認し、削る、擦るなどして版を綺麗にし、タルクとアラビアゴムを塗ったら製版完了です。


製版していく過程で汚れが残っていれば、刷ったときに作品にも汚れがついてしまうので最後まで手を抜かず、丁寧にすることを心掛けて作品制作頑張りましょう!


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