2015年3月16日月曜日

立嶋滋樹 絵画展 「闇を聞き、岸は目指さず 」


立嶋滋樹 絵画展
「闇に聴く。 」

2015年3月20日[金]〜4月1日[水]
10:00-19:00
(最終日は17:00まで)休廊:26日(木)


関連行事 「クロッキー・ミーティング vol.3」
日時:3月28日[土]14:00-16:30頃
参加費:2,000円
参加人数 :15名ほど。 スペースの関係で、定員になり次第締め切り。
テキスト:
モデル協力:株式会社KMK 大阪絵画モデルエージェンシー
※重要なおしらせ ワークショップ開催時は、会場を使ってクロッキー会をするため、作品閲覧ができません。

■作家コメント
「尽の森」と名付けた昨年の個展で、「今の世の中、確かに暗いけれど、だからこそ明るい絵をお描きなさい。」と、助言いただいた。 理解はしたが、簡単なことには思えなかった。 「なんでもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。」 映画監督小津安二郎、55歳の発言だそうだ。 自身の映画技法を語る中でのことば。 10数年前、当時も悩める(?)僕へのアドバイスとして、友人Tが、この言葉をゆっくり思い出しながら口にして教えてくれた。意味もリズムも美しく、端正にすぎる様に思えて、僕は途中で体をそらし、聞かない素振りをして見せたのを覚えている。 小津の名言は、今から半世紀以上前だが、当時の世も変わらず、流行と道徳が絡まったり、重大な事となんでもないこととが区別なく放置されていたりしただろう。その中で美しい映画を作るには必要な態度だったのかも知れない。と、今思う。 忘れるのではなく、分けること。 絵描きならば、美しいものを信じる可し。 闇に聴く。 
2015.2.22 立嶋滋樹


卒業生の立嶋滋樹さんの展覧会情報です。
お近くにお寄りの際はよろしくお願いいたします。

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