こんにちは、版画コース4回生の西川です。
5月4日火曜日、私は同じ版画コースの松村と中島、工芸学科のeliと奈良へエッシャー展を観に行きました。
2010年3月20日土曜日~5月9日日曜日
特別展M.C.エッシャー展~視覚の魔術師~
奈良県立美術館(http://www.mahoroba.ne.jp/~museum/)
(↑アクセスが集中しサーバーに負担がかかると表示されないようです。)
マウリッツ・コルネリス・エッシャーは言わずと知れた騙し絵のオランダの版画家です。
ほとんどの技法は木版(板目木版>小口木版)、さらにリトグラフ、メゾチント(銅版)などの版画製作です。
しかし彼は最初から騙し絵を制作していたわけではなく、彼の人生の歩みの中で作品が変化していったその過程でしかありません。
私は「輪廻」や「循環」について作品にする事が多いので、彼の「無限への挑戦」といえる作品作りにとても興味を持ち、観に行ってとても勉強になりました。
図録は完売していました。美術館の雰囲気から発行部数が少なそうな印象を受けましたが、完売とは、さすがエッシャー。
eliはテキスタイルを専攻していて私に「これはどうなってるの?」「あの技法とこの技法の違いは?」などとあれやこれや聞いてきました。
テキスタイル目線の版画の感想や意見の交換ができて、質問に答えるのが楽しかったです。
他学科学生との交流はやはり大切だと感じました。
奈良県立美術館自体は決して大きくないし、さほど綺麗でもありませんでした。
物販の販売場所が展示の途中にあったのには驚きました。
展示物の世界に入り込める環境が、あそこにはありません。(展示方法が90%ガラス越しという事もその要因だとは思います。)
展示ガラスが指紋だらけ・・・ゴールデンウィークということもあり鑑賞マナーを守れない、心得ていない方が多かったのも気になりました。
人の多さで学芸員は疲れていたのでしょうか、ガラスを拭いてほしかった。
予想以上にさっくり観れた私たちは美術館をあとにし、商店街へ。
奈良漬けが売っているお店の奥の和食屋さんでお昼ご飯を食べました。(うなぎが食べたかったけど、少し高かった。)
そのあと、私が前日に調べておいた古着屋さんを何件かまわりました。行ってみるとメンズ取扱店が多かったです。
途中雑貨屋を見つけては立ち寄り、最後は私の行きたかったレコード屋さんへ。
あつー、はやく休みたいー な3人の写真。
この日は天気がよくて気温も高く、まるで初夏でした。
一階が深夜まで営業しているカフェ、sample(http://sample.sakura.ne.jp/)
そして二階が気になっていたレコード屋さん、pastel records(http://www.pastelrecords.com/)
pastel recordsはエレクトロニカ、フォーク中心のCDショップで、土日祝のみ営業。店長さんに声をかければCDを視聴させてくれるとても親切なレコード屋さんです。
(ちなみに、私はよく「レコード屋」と言いますが、レコードしか置いてないわけではなく、ほとんどがレコードも置いているCDショップのことですのであしからず。)
入って早速お目当てのアーティストCDを発見。お目当てのアーティストとは
aus(http://www.myspace.com/ausmusik)のことです。
ausとは東京在住のアーティストYasuhikoFukuzonoのソロユニット。
上記アドレスMySpaceに「WithRain」のPVがあるので観てみてください。私はこのPVが大好きです。
もう一人探していたアーティストCDがありました。
The Boats(http://www.myspace.com/bepputheboats)です。
イギリス、マンチェスターで活動している男性2人のエレクトロニカユニット。
同地在住のチェロ奏者Danny Norbury(http://www.myspace.com/dannynorbury)と5月8日土曜日上記カフェsample 2F white room、同月11日火曜日京都カフェ・アンデパンダン(http://www.cafe-independants.com/)でライブを行います。
実は私はその京都カフェ・アンデパンダンのライブに遊びにいくのです。
ART ROCK NO.1 presents SPECIAL ART VOL.10というライブ。
ART ROCK NO.1(http://www.artrock-1.com/)は京都にある、クラブ、ポストロック、エレクトロニカなど、中古新品、国内外問わず扱うレコード屋さん。
aus(DJ)もThe Boats with Danny Norbury(Live)もそのライブに出演するアーティストなのです。(他にも出演しますが、詳しくは上記HPへ。)
ausもThe BoatsもなかなかそこらへんのCDショップでは売ってないので、以前から気になっていたpastel recordsでの購入を計画していた、というわけです。
音楽はもとより、エレクトロニカが大好きな私にとってpastel recordsでのお買い物はとても有意義なものになりました。
店長さんが「こういうのが聴きたいっていうのあったらアーティストおすすめしますよ」と言ってくださって、私は新しい出会いに胸をときめかせました。
「初期のMúm(http://www.myspace.com/mumtheband)やno.9(http://www.myspace.com/lifeno9)が好きです。」と答えた私に店長さんがおすすめしてくれたのは以下の3つ。
Nano Fingers(http://www.myspace.com/nanofinga)ーelephant, some bread, you and me
副手のぞうさんはアドレスに飛んでジャケットをチェックするべきです。
rist(http://www.myspace.com/ristsongs)ーweekend
small color(http://www.myspace.com/smallcolor)ーIn Light
どれもかれも弦楽器(ピアノ含む)の旋律や雰囲気がとても優しいくて、民族音楽っぽく、かつサンプリング音(動物、機械、環境音などを録音したもの)やグリッチ音(「プチ」「ブツ」といったノイズ音)が心地よかったです。
まったくもって私は視聴の鬼と化していました。
結果私が買ったCDは計3枚。
ausーAfter All
The BoatsーSleepy Insect Music
small colorーIn Light
気がつけばすべてausが主催するレーベルflau(http://www.flau.jp/)(←エンターボタンは感じてください。)の関連ばかりになっていました。
帰り際、私がとあるおまけをもらったのは優しい店長さんと自分だけの秘密。
ちなみに松村、中島、eliの3人は途中から1階に降りてsampleでお茶。
チーズケーキとバナナジュースがおいしかったそうです。
sampleの内装はデザインが違う椅子や机が置いてあるのですが、バラバラになってしまっているのではなく、全体の雰囲気はきちんと統一感がとれていてリズムを感じる配置でした。
すごくわくわくしてしまった。私は観賞用の雲の椅子がお気に入り。
実はsample内のBGMもエレクトロニカ。時間があればもっとゆっくりしたかったです。オセロをする部屋があったので、今度はそこで誰かとオセロをしてみたいです。
sampleでは雑貨や食器も販売していて松村はフェルトでできた黄色い蝶々の指輪を購入していました。
とても内容が濃い、楽しい一日になりました。
自分の観たいものが観れて、聴きたいものが聴けて、大満足な版画コース孔版4回生なにわこと西川でした。
版画コース4回生の西川
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