かなり遅れてしまいましたが、
やっと落ち着いてきたので先日の4月25日、中津のアートカクテルでのイベントについて記事を書きたいと思います。
今回はなんと、花嫁衣装に使用する着物に描くことになり、ダンサーのYukkoさんに、古いものですが用意して頂きました。
最初はYukkoさんが舞っている時に僕が出てきて、ササッとYukkoさんが身に纏う着物にペイントしていくという案もありましたが・・・、振袖のところとかが非常にぶらぶらするのでボツ!!
僕が着物にペイントをし、その完成作品をYukkoさんが身に纏い、舞うということに決まりました。
制作時間は一時間半と言われた。 ・・・短ッ!!! 但し20分間の乾燥タイムあり。
いつもなら5時間くらいあるのに・・・。
[見せ方]
大勢のお客に見せる場なら壁吊るすほうがいいが、しかしそのまま吊るしては、着物にしわが寄って、描けないので、床に置いて描こうかと考えた末、なんと家にあったダンボールで作業用パネルを制作。
もちろんあらかじめメジャーを使って各寸法を測っていたのですが・・・、なんかあわなかったらヤバいと思い、事務所から本番に使う着物をお借りして写真のように、着せながら作成しました。
でも、それだけではと粘着力の弱めのビニールテープで張り付けて固定するかとも考えましたが、はがす時にかなり傷んでしまうだろうと思われたので、クリップなどで留めることに。
[画材]
今まで僕のライブアートと言えば、厚めのベニヤにイベントカラーペンキで塗りたくったり叩き付けるような画法で、やりたい放題できたのですが、今回着物に描くのは初めての上に、その着物は絹製という何ともデリケートな素材だったので、最初はいつも使っているイベントカラーに布糊を混ぜて描く方向でいこうとしたので、描くというパフォーマンスだけのものにするか・・・、とも思ったのですが、それでは着物が古いとはいえ、もったいないし可哀想なので、温存するのを前提として考慮しているそんな時に、シモジマでちょうど布スプレー、布絵具というのを見つけました。その時はスプレー、絵具をそれぞれ一色ずつ購入し、ネットで”はぎれ”のサンプルを注文。大学にて実際にサンプルに描いてみた・・・。乾燥に若干時間を要しましたが、いい感じに描けるし、定着もよさそうだったので、画材はこれを採用。
[当日]
そして当日4月25日、僕らは朝、ジャーニーにて必要な機材を揃えてから、昼過ぎにアートカクテルへ!
会場入り次第、各自の準備やリハーサルに入る。
僕の作業は、ビニールシートと着物を上から吊るすのですが、これが意外に重く、スタッフ2人の協力のおかげで、どうにか開幕前に間に合わせることができました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgtKOQRnyyYzb2zORGWXDV-3ZrVGf927Z_ofHvw9dLeIwimhnwcf4I-KD1YzcGxzIJiJSYPcqIN3JAMH2xnV7kEE8kMK5q_cOIV5wpM3vLUO8HrteZSj_dVhWDYxfT1UU6OS8jUSao8Rj4/s400/image002.gif)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjaM_kUnQJWvWpPTsTlRi6C35q7ITdHLCNNax0dd8Y88YION62_LiT_McN1cy9BjY94ZxXeTNZDkdE9VrZJD8la6-B4o3Ir-IDEIap0eZPB_wD8DOdRoQz52zxHPBgSCgRJhfIg5KG5dk8/s400/image004.gif)
開始時の状態。
↓
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiy2JEVWd9w8HbF6BJXZstZ_J3LDodkUyydAlMbEajQ-sa18RC455zobah9FhPCsjM2LSaiS08WPd2qFsHfgL9nL-yo2Jf2et_StfvlFexcTd9sbWxRnzbsCy2wBJWuqHvyOV-IuVojwCI/s400/image006.gif)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgSy2O-v2Qh4kt3xPw0zoLK4lvvRSeXnnz3aICY_cHIy83c9slpAUA-Asr2hg3FDX75avxi-6_CQ3lNegoqSEJHzLOt8U63v-Z-vuEwaYvvBkHnrH6jM23WZSFArtvboKyz5sw3HdecdlY/s400/image008.gif)
こうして見ると実に美しい模様の着物で、描くのがなんだか勿体ない・・・と思うKENTAである。
↓
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEggaVa_gTx9a9gc8FCdNkWd3nl-gLb0Nj5Twi_QVy4F-AgNEc-4ysdPauyaevtFW3JI6ZQehZwzX44R3NHaNjXxSgXVQokFpEU7_B7Ux7oppwx9jK4_GG8kd8t31o-zYJjdM_T3RO_-JWY/s400/image020.gif)
開始から1時間半後、終了。
なんとか1時間半以内にここまで仕上げることができた。
しかし、お越し下さったお客様の一人とお話していた時に、ライブアートの感想を尋ねたところ、「寂しい」というコメントを頂きました。
それに同感できるのに時間は掛からなかった。
絹製の着物という素材なので、今回はかなり気を使ったと自分でも思う。
それ故かパワーやインパクトが半減したのだろう。
また、今回は自分が今までに触れたことのない特殊な音楽文化”ラテン”のイメージを見出しきれなかったのかも知れない。
音楽なども含めて、素材が変わるだけでこんなにも表現力が違ってくるとは・・・
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZUTkr3CMWv4rawxpKB9RAQFk9F7o87VksXPOGnjD66ey_GDGL7-J0lIDY8R6bRZMsa08WQo9mc5fkL7jCWNPXgPirXUMMSVfef_IAWCJLs1GgLV9aF1OpXokt2p2J1FdbMXMp5bcizoI/s400/image022.gif)
こちらは和太鼓、津軽三味線の演奏グループ「RENPU(蓮風)」。
力強いメロディが素敵な方たちでした。
あの場にいたお客様の人気も高かったそうです。
作品完成後、完成した着物をYukkoさんに着せて差し上げる場面があったのですが、つい焦ってしまい、可憐なYukkoさんとはかなり不吊り合いな、カタイ動きになってしまいました。
それは反省点です。 (もしかしたら足を引っ張ってしまったのかも・・・)
人間として、男としての未成熟さを後になって思い知らされたのであった。
Yukkoさんが完成した着物を着た状態。
そして待ちに待ったアコミキの初ライブ!!
「アコミキ」ヴォーカリスト、赤穂美紀さんのライブ衣装は、我が叔父、中島修一とのコラボデザイン。
中島修一についてはこちら→http://www.tamaedo.org/
これはライブ用に僕がデザインをさせて頂いた、アコミキのシンボルフラッグ。
8月1日の野外ライブにも使用予定です。
完成した着物は、ダンサーのYukkoさんが“すごい”と言って気に入って下さり、貰って下さいました。
(と言っても、今後のダンスショーで使って下さるのかどうかは定かではないが・・・。)
今回の経験で思った確かなことは、
次の機会もまた、着物に描きたい
ということである。
これからどんどん学外、もちろん学内ともに奮闘していこう。
自己改革を常に目指していこう。
そして、自分自身を追い求め続けたい。
そして来たる8月1日の服部緑地での野外ライブにもこのKENTA、出場が決定たしました!!
只今チケット販売中!!
Paradice journey運営事務局
TEL:06-6110-5520 URL:http://seed-master.net/pj/ E-mail: info@seed-master.net
■ローソンチケット・・・・・Lコード:55782 ■チケットぴあ・・・・・Pコード:107-793
是非皆さまでお越しください!!
版画コース4回生中島
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