今日の版画コース2回生実習は、特別講義として画家の山本浩二先生に来ていただきました。
今日の講義テーマは「キュビスム」???
みんな、知っているようで、知っていない、解っているようで解ってない。
そこで山本先生、ピカソとホックニーの作品を例に、ホックニーの作品に倣いながら、ピカソの作品を理解し、それぞれの「キュビスム」の表現にチャレンジすると言うレクチャーとワークショップの始まりです。
八つ切りの画用紙に、身の回りにあるモチーフをスケッチし、それを12分割します。
そして、分割されたそれぞれの部分を同じサイズの紙に、違った角度、大きさを変えながら、さらにスケッチ。
見る角度を変えながら、様々な視点でモチーフを観察しキュビスム的表現にチャレンジして行きます。
眼鏡とテーブルをモチーフにした、戸梶さん。
いつもの制作とは違い、しゃがんだり、机の上に上がってみたりと色んな視点からスケッチして行きます。
約2時間半の制作後、合評の始まりです。
それぞれの選んだモチーフが、キュビスム的方法に置き換えられた作品は、今までの物の見方、感じかたとは違い新たな視点に気づくきっかけになったのではないでしょうか。
合評後、ダビンチの「受胎告知」から始まる一点透視図法、ベラスケスの作品から見る視点の移動、そしてセザンヌ、ピカソ、モランディなどの作品からのキュビスムの表現を理解することで、絵の豊かさ、平面の豊かさ、複眼で物を捉える大切さなどのお話をされました。
今日の山本先生のレクチャー、ワークショップは過去の偉大な作家達からの
方法に倣い、自分の方法を考えるきっかけになったのではないでしょうか。
2回生今日はお疲れさまでした。来週までの課題、
「それぞれのキュビスムを考える」頑張って作ってきて下さいね。
次の授業は、新たなレクチャー、ワークショップを企画しています。
みんな楽しみに!!
忙しい中、お越し頂いた山本先生ありがとうございました。
来週もよろしくおねがいします。
版画コースの坂井
おっ!ちゃんとしっかり先生してますね!
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