台風がいなくなって暑い毎日が帰ってきましたが、みなさん被害のほう大丈夫でしたか?
日本列島に台風がやってきた少し前、8月5日愛知県豊橋市にある、わたしの祖父の家元「杉浦製筆所」に筆ツアー見学に行ってきました。
山本先生が以前から筆づくりを見てみたいとおっしゃっていたので、来てください!
と言い続け念願叶いました!
と言い続け念願叶いました!
市内には筆を作っている工房がいまも100軒ほどあり、多くの伝統工芸士さんがいます。
みんな筆の制作過程を見るのは初めて!
まずは専務の方の説明を聞きます。
ショーウインドウには大きさも毛質も目的も違うさまざまな筆が並んでいます。
人毛のものでも赤ちゃんの初めて切った髪の毛と、成人した人の髪の毛では柔らかさが全く違いました。
まずは専務の方の説明を聞きます。
ショーウインドウには大きさも毛質も目的も違うさまざまな筆が並んでいます。
人毛のものでも赤ちゃんの初めて切った髪の毛と、成人した人の髪の毛では柔らかさが全く違いました。
中でも一番高価なものは、山羊の最高峰の少量しか取れない首元の毛で作った大きな書筆で90万円もします!!!
全員その値段に驚きを隠せません!
[オオカミの毛皮]
筆の毛には様々な動物の毛を使っていますが、そのほとんどが中国から輸入したものです。
筆の毛には様々な動物の毛を使っていますが、そのほとんどが中国から輸入したものです。
今は規制が厳しく、輸入するのも大変なようです。
1種類だけで筆を作ったり、何種類も混ぜて作ったりと用途やものによって
1種類だけで筆を作ったり、何種類も混ぜて作ったりと用途やものによって
使い分けます。
筆作りには16の行程があります。
その全ての作業を職人さんは一人でこなします。
大きな製筆所では分担して作業するところもありますが、杉浦製筆所では筆づくりを受け継いでいくためにも、全ての行程を覚えて伝承しています。
筆作りには16の行程があります。
その全ての作業を職人さんは一人でこなします。
大きな製筆所では分担して作業するところもありますが、杉浦製筆所では筆づくりを受け継いでいくためにも、全ての行程を覚えて伝承しています。
職人さん一人一人のペースで作業が進んでいくので、作業場ではみんな違う作業をしています。
じっくり説明を聞いたのは初めてだったので驚きの連続です!
作業場とは別室で、籾殻の灰で毛に含まれる脂を取り除く作業です。
ここで脂がきちんと取り切れていないと、墨の含みが悪くなり良質な筆は作れません。
[様々な動物の毛を混ぜる行程]
職人さんによって大きな筆を作る方、羊毛だけの筆を作る方など担当があります。
筆作りの16の工程は変わりませんが、やはり種類によって
ここで脂がきちんと取り切れていないと、墨の含みが悪くなり良質な筆は作れません。
[面相筆の毛を束ねる行程]
[毛の選定]
[様々な動物の毛を混ぜる行程]
職人さんによって大きな筆を作る方、羊毛だけの筆を作る方など担当があります。
筆作りの16の工程は変わりませんが、やはり種類によって
毛の混ぜる塩梅など少しずつ変わっていきます。
その細かな作業にレシピはなく、全て職人さんの感覚でやっています。
皆さん長く働いている方ばかりなので淡々とこなしていますが、わたしたちには到底できない至難の業です。
職人さんは一日に何百本もされているのでとても早いですが、はじめてのわたしたちは四苦八苦。
口に糸を加え、糊のついた筆に巻き付けクルクルと筆を回し糊を取り除きます。
見よう見まねでやってみるものの、力の強さ、糊の取る量、やはり簡単にはいきません。
それでも、「さすが芸大生、器用だねー」と褒めてもらいました!
自分で仕上げた筆はプレゼントしていただきました。
帰りには、筆ストラップと日本画の筆もお土産にもらいました!
全ての工程を見終え、改めて筆作りの深さと大変さを知りました。
1本の筆にかかる労力と時間、技術を考えたら、高級筆も安いもんだな~と思います。
版画で筆を使うことは少ないですが、モノをつくる者としてとても勉強になりました。
そして、これからはもっと筆を大切に扱おうと思います。
個人的には、みんなに豊橋の街と製筆所のことを知ってもらえて大満足です。
幼いころから知っている方たちですが作業工程を見て、改めて尊敬です。
いろんな要求に応えてくださった製筆所のみなさん、ありがとうございました!!
見よう見まねでやってみるものの、力の強さ、糊の取る量、やはり簡単にはいきません。
それでも、「さすが芸大生、器用だねー」と褒めてもらいました!
自分で仕上げた筆はプレゼントしていただきました。
帰りには、筆ストラップと日本画の筆もお土産にもらいました!
全ての工程を見終え、改めて筆作りの深さと大変さを知りました。
1本の筆にかかる労力と時間、技術を考えたら、高級筆も安いもんだな~と思います。
版画で筆を使うことは少ないですが、モノをつくる者としてとても勉強になりました。
そして、これからはもっと筆を大切に扱おうと思います。
個人的には、みんなに豊橋の街と製筆所のことを知ってもらえて大満足です。
幼いころから知っている方たちですが作業工程を見て、改めて尊敬です。
いろんな要求に応えてくださった製筆所のみなさん、ありがとうございました!!
版画コース4回生の杉浦
0 件のコメント:
コメントを投稿