二回生の菊地です!
二回生になって初めての銅版の授業でした。
一回生の授業でも銅版で制作しましたが、さらに複雑な技法を教えて頂いて表現の幅が広がりました!
まずラインエッチングで主線を描き、さらにエッチングやドライポイントで黒い影をつけていきます。
ラインエッチングは、固形グランドを熱で溶かして版全体に塗り、ニードルで描写して、
それを腐食させることで鋭く繊細な線を描くことができる技法です。私の作品の人物や背景の線は全てこの技法で描きました。
そのほかにもシュガーアクアチントという、砂糖と墨汁を混ぜた液を腐食させたい部分に塗り、版全体に裏止めニスという腐食止めを塗ってからお湯で墨汁を取る技法を使ってみました。
丸く模様がつく、銅板ならではの技法です。
服のシワは縁取りにし、他の背景などは松脂をかけアクアチントの技法で全体にトーンつけてゆきます!
腐食させる毎にグランドや松脂を溶剤で取らなければならず手間のかかる作業ですが、
薬品を使って絵を描くというのはワクワクします!松ヤニを使った腐食を重ねると黒に近い濃い灰色がとても綺麗に出るので、鉛筆やペンで黒く描くのとは違った味の作品になるようにしたいです。
版画コース2回生の菊地
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