立嶋滋樹 絵画展
「尽の森 かわたれ」
2014年3月21日[金・祝]〜4月2日[水]
10:00-19:00 3/27[木]休廊(最終日は17:00まで)
*ワークショップ開催時間には展示をご覧いただけません。
作家コメント
「尽の森」は、僕の造語です。 「尽」は、つきる、使い果たす。 「かわたれ」は、「彼は誰時(かわたれどき)」。辞書に聞くと、人や物の判別がつかない薄暗い時。夕暮れをさす「たそがれどき」に対して明け方に使うことが多い。とある。
「尽の森(の)かわたれ」というタイトルに込めたのは、「使い尽くし、食い尽くした後に、明けて見えてくる情景」です。暗いイメージです。 震災以後、明るい絵を描く気になれない僕の、気持ちの一部を言い表しています。 けれど、解釈をかえて、もう一つの意味を見いだしたい。 その暗い森の中で、まだ私達に何か(一言で言い得るのは難しい、)残された可能性、又は、やるべきこと、それらを、「尽くす」ことによって見ることの出来る明るい夜明け。
これから、現実の世の中がどうなっていくのかは、もちろん僕には分かりません。今、私達が選び進んでい
る方向はとても暗く感じますが、近代以降、(いや、もっと昔から?)人の世は、ずっと暗い一面を持っていたと言えば、それも間違いではないでしょう。ですから、尽くすべき「正解」などこの先も長く得られないのかも知れません。 ただそれが、これまでずっと繰り返されてきたことであればこそ、尽の森に可能性を期待して分け入って行くことも又、特別なことではないと思うに至り、少しづつ明るい絵を描こうと思っています。
2014.2.20 立嶋滋樹
■出品は、油彩画を中心に10点程の展示を予定しています。
お問い合わせ、作品写真等はGalleryキットハウスへご連絡ください。尚、立嶋滋樹ホームページを、
http://tateshima.net/ にて公開しています、併せてご高覧下さい。
■会期中ワークショップを行います。
※ワークショップ開催中は、展示会場を使用するため、作品の閲覧ができません。ご了承ください。
「モデルクロッキー会」
日時:3月29日 13:30~16:00
参加費:2,000円
宜しくお願い致します。
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