1973年に発行された雑誌「みづゑ」をめくってみる。
「発言'73-現代版画」という、そのころ現代版画作家として活躍していた20人の版画家の特集だ。
当時大阪芸大の教授だった泉茂先生、また現在客員教授である中林忠良先生の名前もある。
1973年といえば48年前である。
当時は「版画ブーム」の渦中であった。
本人の顔写真入りで、それぞれの作品写真と3項目のアンケートに答えた文章が記載されている。
アンケートテーマ
A
多様化し、混沌としている現代美術のなかで、現代の「版画」は複数技術の進歩やメディアの多様化などによって、極めて流動的な現象形態のひろがりと変質を見せつつあります。
このような状況にあって、あなたはなぜ「版画」という表現手段を採り入れているのですか。また「版画」の固有の意味をどのように考えていますか。
B
あなたは「版画」の複数性とオリジナルの問題をどのように考えていますか。
C
あなたは。、現代の「版画」に新たな展開の可能性があると思いますか。それはどのような方向に求められるのでしょう。
家庭で簡単にプリンターを使って印刷できたり、一瞬のうちに全世界の人々に情報を発信できる時代になった。
アンケート項目Bの「版画」の複数性とオリジナルの問題は、当時と今では質問の鮮度が落ちたように思うが、それぞれのアンケートテーマを今、自分自身に問うのも良いかもしれない。(kusa.)
大阪芸術大学版画コースブログ→
http://ouahanga.blogspot.com/
・・・
#大阪芸術大学#大阪芸大版画コース#大阪
#美術#展覧会
#版画#銅版画#木版画#リトグラフ#シルクスクリーン
#oua#ouahanga#osaka
#art#exhibition
#printmaking#etching#woodcut#lithograph#silkscreen
0 件のコメント:
コメントを投稿